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屋根の色選びで失敗しないためのポイント!依頼する業者選びも慎重に!

お役立ちコラム

更新日:2023/01/27

屋根の色を決める機会は、新築時やメンテンナンスの塗り替え時がメインですが、特に難しいのが後者の塗り替え時の屋根の色決めです。新築の場合は全て新しく綺麗なため、色の発色やバランスも考えやすいのですが、メンテナンスで屋根だけを塗り替える場合は外壁の色褪せ具合なども含めて考慮しなければならず、意外と難しい部分です。新築時と同じ色を選んだのに、なぜか屋根だけ浮いて見えて全体の印象がチグハグになる・・・なんてケースもよくあります。屋根単体をイメージすると、高所にあるため万が一色選びを失敗しても目立たないのではないか、と考えてしまいがちです。しかし街に出て歩くと分かりますが、屋根は意外と見えます。そのため屋根の色は思っているよりも外観に影響を及ぼします。屋根だからと安易に考えず、家の印象を左右する屋根の色選びは慎重に行っていきたいものです。今回はそんな屋根の色選びで「どんな風に決めていけばいいか分からない」と悩んでいる方に向けて、失敗しないためのポイントを解説していきます。

失敗しない屋根選びのポイントとは?

屋根選びで失敗しないためには、いくつか意識的に気を付けなければいけないポイントがあります。「塗装業者にイメージを伝えて任せてしまえばいいのではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、任せてしまうという方法は結構な確率で失敗します。相手がプロの業者の分信頼してしまいますが、技術は確かでも実際に施工する屋根の色のイメージの不一致や好みの違いなどにより、「思った色と違った」「お任せしたはいいけど実際に完成したのを見たら、自分の好みではなかった」と失敗につながってしまうことがあります。また自分で色を伝えたつもりでも、きちんと伝わっておらず、お互いに共通のイメージを持てていなかった、というケースは多いです。このような屋根の色での失敗を防ぐためには業者任せではなく、ある程度自分が主体となって屋根の色を決めていく必要があります。では実際にどんなポイントに気を付けて、屋根の色を選んでいけばいいのでしょうか。さっそく一緒に見ていきましょう。

色のイメージを具体的にしておく

色選びで一番大切なことが「なんとなくこんなニュアンス」で決めるのではなく「この色がいい」と最初から具体的に決めておくことです。こうすることで業者側も実際に塗装した際の色の見え方なども考慮して、具体的にイメージしている色に一番近い色での提案をしてくれるようになります。ただし色は「カッコいい系」「濃いめのグレー」などといった伝え方をしてしまうと、例えが抽象的な部分があり業者とのイメージの不一致が起きてしまいやすくなるため、できればイメージしている屋根の色を使った実際の住宅の写真を持参するようにしましょう。住宅専用の雑誌や本には色や実際に使っている素材なども紹介していることが多く、業者にも共有しやすいため、雑誌などで探すことをオススメします。雑誌以外ですとインターネット検索なども使えます。ただしインターネット検索だと部分的な屋根のアップ写真などが多く、家全体のイメージが分かりにくい部分もありますので、調べる際は家全体のイメージも分かる写真かどうかを確認しながら調べるようにしましょう。

家全体で見て3色以内に収める

住宅を建てる際に「家全体の色は3色以内で抑えましょう」といったアドバイスをされた、という方もいらっしゃるかと思います。家全体で見た時に4色以上あると、家全体のテイストに統一感がなくポップな印象を与えてしまいます。ある程度家全体として統一感がでる色配分が3色で、その中でも3色目は面積を取らず使う場所も抑え目な方が全体に統一感が出やすいと言われています。ポップなイメージを出したい、という方であれば問題はありませんが、すでに外壁で3色使ってしまっているという方は、その3色に近い色合いにするようにすると、屋根だけではなく家全体で見た時にチグハグな色合いにならずに統一感を出すことができます。

手元のサンプルだけで判断しない

屋根の色選びで失敗してしまう方で多いのが、「サンプルだけ見て決めました」というパターンです。ほとんどの場合、サンプルで見た色合いにはなりません。これには理由があり、同じサンプルの色を施したとしてもサンプルとは面積が違います。そのため光の当たり具合や反射度合いによって、サンプルとは違う色合いになってしまうということが原因です。サンプルと施工時の違いを理解している職人などであれば、イメージの不一致を防ぐことができますが、サンプルを素人の方がひとりで決めてしまうなどした場合にこのような失敗が起きやすいです。そのため色のイメージを具体的にしておき、施工業者に近い色合いがどの色合いなのかを聞くのが一番確実な方法です。またサンプルの中には大きなサンプルを用意しているところもありますので、そういったサンプルが入手できないか、もしくは展示場などに展示されていないかなどを聞き、該当するものや近い色合いのものがある場合は実際に見て見るのもオススメです。

同じ色を施工した際の写真を見せてもらう

可能であれば、希望している色で実際に施工した住宅の写真などを見せてもらうようにしましょう。作業時に業者が写真を撮って保管していることが多いですので、そういった施工実績を見せてもらうと施工後のイメージもしやすくなります。特に屋根の塗り替えの場合、既存の外壁との馴染み方を見るには実際の施工写真が分かりやすくなっていますので、同じような築年数や条件の写真を見せてもらうのもオススメです。

景観を著しく損ねるような色合いは選ばない

「自分が好きな色にしてなにが悪いの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、景観を著しく損ねるような色は街並みにも影響が出てしまいますし、近隣トラブルの原因になってしまうこともあります。日本各地には景観条例が設けられ、厳しく色の規制がされているところもありますので、お住まいの地域が該当していないか施工業者に確認するようにしましょう。景観条例の場合はアースカラーと言って、自然の中にあるような優しい色合いを選ぶことで、ほとんどの場合は問題なくクリアできます。また景観条例に該当していなくても奇抜な色合いはトラブルの元となりますので、屋根など目立つところではなく、例えば玄関のアプローチのどこかに取り入れるなどして工夫し、街の景観にも配慮できるように心がけましょう。色を決める前に、周辺の住宅を確認し、街の雰囲気やよく使われている色を確認するのもオススメです。

屋根塗装で依頼する業者を選ぶ際のポイントとは?

屋根の色選びで失敗しないために、気を付けていただきたいポイントについて解説をしてまいりました。いかがでしょうか。失敗したと思っても、やり直すにも大きな金額がかかってしまいますので、色選びの際は十分に気を付けましょう。また屋根は塗装不良などによる雨漏りリスクもあるため、業者選びもしっかり行っていきたい部分です。ここでは屋根塗装で業者を選ぶ際に気を付けていただきたいポイントについて解説をしていきます。

対応が丁寧であるか

屋根塗装業者を探す手段は、インターネット検索や折り込みチラシ、テレビコマーシャルで見た番号にかける・・・など、さまざまかと思います。チラシでは「気軽に相談してください」と笑顔の社員のイラストが書いてあって電話をかけやすそうだったのに、実際にかけたら不愛想で対応も雑だった、なんてことはよくあることです。一番最初にお客様とつながる窓口の対応がしっかりしていない業者は、その後の対応も遅かったり高圧的だったりと、あまり期待できないことが多いです。大切な住宅の屋根を任せるわけですから、相手の対応もしっかり確認しましょう。また実際に現場に来た作業員も、同様に対応は丁寧であるか、質問にはしっかり答えてくれるのか、こちらの予算や要望を頭ごなしに否定せず聞いてくれるのか、などに注目して冷静に観察するようにしましょう。

現場作業員が資格を保有しているか

実際に屋根に登って施工するのは現場作業員です。そのため現場作業員が屋根の塗装に関する資格を保有しているのか、というのは是非事前に確認していただきたいポイントになります。資格がなくても技術力の高い職人はたくさんいますが、初めて依頼する業者がそうとは限りません。屋根塗装自体は資格がなくてもできる工事ですので、手抜き工事をしようとする悪徳業者も存在します。また業者選びで失敗してしまうと、技術不足による施工不良などで雨漏りしてしまい、建物がダメージを受けてしまうこともあります。そのため知識や技術が規定ライン以上あることの証明になる資格は、初めて依頼する業者を見極めるためにも確認しておくとです。

信頼できる施工実績があるか

施工実績は多くの業者が、ホームページやSNSなどを通して発信しています。そのためまずは業者のホームページで施工実績が載っていないかを確認してみましょう。中にはホームページへ載せる時間がなくて施工実績が公開できていない、といった業者もいます。その場合は見積もり段階で、似たようなケースの施工実績を見せてもらえないか、と聞くとほとんどの業者は実際の工事の写真などを見せてくれます。施工実績を見ることで具体的に検討している業者に依頼した際にどのような仕上がりになるのか、また近い築年数の家がどのように変わるのかなどを可視化することができ、依頼後のイメージもしっかり持つことができます。また施工実績をしっかり公開してくれる業者は、それだけ工事に自信があることの表れでもありますので、施工実績をきちんと積んでいる業者ほど信頼度が高まります。

アフターフォローはしっかりしているか

依頼する前には、検討している業者のアフターフォローの体制について確認しておくようにしましょう。どんなに丁寧に施工したとしても、不測の事態で施工後に雨漏りが発生してしまうこともあります。また万が一施工不良が原因でなんらかのトラブルが発生した際に、しっかりと責任を持って対応してくれるのかなども確認しておき、アフターフォロー体制がしっかりしている業者を選ぶようにしましょう。保証プランを用意している業者もいますので、保証内容はどのようなものかなども契約前にしっかり確認し、加入書類などもトラブル発生時にすぐに引き出せるよう、分かりやすい場所にしまっておくなどの工夫をしておくと安心です。

メンテナンスについての提案があるか

アフターフォローと並行して、メンテナンスについても確認するようにしましょう。一般的に屋根塗装は10~15年に一度必要と言われておりますが、屋根の種類によってはもっと早い段階での塗装が必要になることもあります。また長く住み続けていれば屋根全てをリフォームする葺き替え工事も必要になりますので、現在の屋根の状態や塗装メンテナンス後を踏まえ、葺き替え工事はどのタイミングで行うといいのかなど、しっかりと提案やアドバイスをしてくれる業者を選ぶようにしましょう。次回のメンテナンスの際に、屋根全体の状態がどのような状態だったか、どこから雨漏りしやすいのか、前回雨漏りしそうな場所はあったかなどを把握しているとスムーズなため、できるならば同じ業者に依頼していきたいものです。そのため今の段階からしっかりと修繕プランを考えてくれ、希望に寄り添ってくれる業者を見つけることができると、今後も同じ業者に安心して依頼することができます。

屋根塗装と外壁塗装は同時メンテナンスがオススメ!

屋根塗装についての色選びについて解説をしてきましたが、屋根塗装をお考えであれば外壁塗装も同時にメンテナンスすることをオススメします。「屋根塗装だけでも痛い出費なのに外壁塗装までやる必要はないのではないか」と思われた方もいらっしゃるかと思います。しかし屋根塗装をするならば外壁塗装も一緒にやってしまった方が、長い目で見ると断然お得です。ではなぜ屋根塗装と外壁塗装を一緒に行ってしまうほうがいいのでしょうか。最後に屋根と外壁の同時メンテナンスがお得な理由について解説をしていきます。

足場代が一回で済む

屋根塗装や外壁塗装などの高所作業で必ず必要になる「足場」ですが、みなさんはこの足場代がいくらかかるかご存じでしょうか。実は足場は一回の工事につき、およそ20万円ほどかかります。住宅の規模によっては更に金額がかかることもあります。屋根と外壁を別々の時期にしてしまうと、この20万円分がそれぞれかかってしまいます。しかし屋根と外壁を同時にメンテナンスをすることで、この高額な足場代を一回で済ませることができ、長い目で見れば足場代の節約になり経済面でもお得となります。

メンテンナンス周期を把握しやすくなる

オススメな理由は費用面だけではありません。屋根と外壁は同じ周期でメンテナンスが重なりやすく、費用や工事時期などの計画を立てやすくなります。なにかトラブルがあった際に急いで業者に連絡するとなると、ゆっくりデザインや色を選ぶことができない、ひとまずの応急処置に追われる、急な出費が出る・・・など、時間や経済面でとても負担が重くなってしまいます。そのためメンテンナンスはトラブル防止のひとつの手段としてとらえ、屋根と外壁のメンテナンス時期を一緒にすることで経済面だけではなく、費用なども計画的に準備できるようにしておくと安心です。

まとめ

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