暑かった夏も過ぎ、季節は秋に移り変わってきましたね。ジメジメとした気候が落ち着いてきた10月頃になると、外壁塗装の人気シーズンを迎えます。「外壁塗装に人気の季節なんてあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は秋は外壁塗装を行うのにうってつけの季節なんです。それではなぜ秋に外壁塗装が人気なのか、他の季節とどう違うのか解説をしていきます。
なぜ秋に外壁塗装が人気?
秋に外壁塗装が人気なのは、主に秋の天候に影響しています。また外壁塗装をする上での条件とも合致しやすく、メリット面が大きいため秋が一年を通して選ばれやすい季節となっています。それでは秋のどんな面が外壁塗装と相性がいいのでしょうか。今後外壁塗装のメンテナンスや修理を依頼する際にも知っておくと役に立ちます。それではさっそく見ていきましょう。
メーカーが発表している3つの条件に当てはまる
・気温が5℃を超える日
・湿度が85%未満の日
・天候が良好で結露などが発生していない日
上記3つの条件は塗装メーカー各社が公表している内容を簡単にまとめたものです。上記の3つの条件を満たせば一年中いつでも外壁塗装を行うことができます。しかし上記の条件が満たせない状態で施工を行ってしまうと施工不良を起こしてしまい、雨漏りなどの二次被害につながる可能性があります。そのため上記の条件がそろいやすい秋が外壁塗装の人気シーズンとなります。
天候が安定している
メーカーが発表している3つの条件に当てはまるということは、簡単に言えば施工時の天候が安定しているということです。9月はまだ台風が多い時期ですが、10月に入ると比較的台風も落ち着き天候が安定することが多いです。天候が不安定であったり台風のように予測できない急な悪天候の場合、予定していた工期よりも長くなってしまう場合があります。そうなると外壁塗装の工事スケジュールが狂ってしまい、更に人件費が追加でかかる可能性があるため経済面でも負担が増えよくありません。天候が安定している秋に外壁塗装を行うとこのような工期や経済面でのリスクを減らすことができます。
工事中の負担が少ない
外壁塗装を行う時は、まずは足場が建ちます。その上必要があれば養生をすることがあり、家の窓がぐるっとシートによって隠されてしまいます。この時の足場や養生は室内から見ると日光を遮るひとつの大きな要素になるため、室内にいる住人にとってはストレスの種にもなります。夏や冬でもこういった工事中の条件は同じで季節によって差はありませんが、先ほど説明した通り工期が伸びる可能性が多いためこのようなストレスを抱えた状態が伸びる可能性があります。ただでさえ換気もできず日光も遮られている状態の外壁工事期間が、予想していないタイミングで伸びてしまうという事態はできる限り避けたいものですよね。秋は気候が安定しているため工期が伸びるリスクが少なく、住人にとっても工事中の負担が少ないため選ばれやすい時期となります。
台風通過後の修理の意味合いもある
8月末から9月中にかけて日本は多くの台風が到来します。台風の場合予想困難な突風や局所的な大雨により、今まで問題のなかった外壁が突然修理が必要な状態になることがあります。また修理とまではいかなくても台風によってメンテナンスを検討される方も非常に多いです。そのため台風が落ち着いてきた10月頃から秋は外壁塗装の相談が多く、また気候の面でベストシーズンであることから秋の依頼が多くなります。
外壁塗装は他の季節じゃいけないの?
秋が外壁塗装に向いているというお話をしてきましたが、それ以外の季節がダメだという訳ではありません。実際に日本では一年を通して外壁塗装の工事は行われていますし、他の季節だからといってデメリットだけではありません。ここからは各季節ごとのメリット・デメリットを解説していきます。
春のメリット・デメリット
春は気候も安定していることが多く秋に次いで外壁塗装が人気の季節です。しかしタイミングが遅くなってしまうと梅雨の時期に差し掛かるため、梅雨を見越して余裕を持った計画が必要となります。一方で梅雨入り前の雨漏り防止のためのメンテナンスとしては大きな意味を成します。
メリット
・天候が安定している
・梅雨前のメンテナンスとして有効的
デメリット
・時期を逃すと梅雨入りしてしまう
・春一番などの強風が発生しやすい
夏のメリット・デメリット
夏はカンカン照りな季節をイメージするため、工事が円滑に進むのではないかと思われがちです。実際に夏の気候がいい時は塗料も乾燥が早くメリット面もありますが、真夏の外での工事はデメリット面もあります。外壁塗装は人間の手で行っていくものですので、猛暑日などが多い日本の夏の気候では外壁塗装を行う職人の安全も考えなければなりません。明るく工事なども活発に行われていそうなイメージのある夏ですが、意外にもこうした面でのデメリットは大きいです。
メリット
・日照時間が長く作業時間を確保しやすい
・業者の予約がとりやすい
デメリット
・台風やゲリラ豪雨が発生しやすく工期が伸びる可能性がある
・職人の体調不良などを考慮する必要がある
冬のメリット・デメリット
冬は寒い地域が多く、外での作業はイメージしにくいものです。しかし、だからといって外で工事ができないという訳ではありません。デメリットを踏まえた上で工事に踏み切る方も多く、夏同様閑散期でもありますので比較的業者に工事を依頼しやすく、技術のある職人にお願いしやすくもなります。見方を変えれば穴場な季節ともいえます。ただしお住いの地域の気候特性、例えば豪雪地帯や極寒な地域にお住いの方は、外壁塗装を冬に行うには気候面で不向きな場合もありますので注意が必要です。
メリット
・天気がいい日が連続して続くことが多い
・業者の予約がとりやすい
デメリット
・日照時間が短く作業時間を確保しにくい
・年末年始は休みの業者が多い
確実に秋に外壁塗装を依頼するためには?
他の季節でも注意しながら進めれば外壁塗装ができるとお分かりいただけたかと思いますが、そうは言ってもやはり秋は外壁塗装の人気シーズンです。台風などの被害が集中して発生している場合は、本来予定していなかった住宅も秋にかけて修理を行うことが多く、秋になってから動き始めるのでは日程の確保がしにくく希望の日程で工事ができないこともあります。そのため確実に秋に外壁塗装を行いたい場合、最低でもワンシーズン以上前にしっかりと計画を立てておく必要があります。
早めに外壁塗装業者に連絡をしておく
外壁塗装を行う上で、必ず事前に状態の確認と見積もりをしてもらう必要があります。そのため行いたい工事の日程からさらに前の段階で業者との準備が必要になります。いつも同じ外壁塗装屋さんにお願いしている、という方であれば心配はいりませんが、中には初めて外壁塗装を依頼するという方もいらっしゃるかと思います。その場合複数社から見積もりを取ることになると思いますが、その分だけ時間がかかるため見積もりの時間を含めて計画的に物事を進めていく必要があります。
◎合わせて読みたい記事!
外壁塗装の相見積もりはなぜ必要?初めての依頼でもこれで安心!
https://www.elife-home.net/column/aimitsumori/.html
外壁塗装の見積もりを初めて行うという方は、どのように見積もりを行えばいいか何を注意すべきかなどを上記の記事で解説をしておりますで、依頼する前に是非一度ご覧ください。
秋に施工したいことを伝える
見積もりの段階で「秋に外壁塗装をしたい」と伝えておくことが大切です。秋は人気シーズンですので、業者も作業人数を確保しにくい時期でもあります。そのため早い段階で前もって希望の施工時期を伝えておくと業者も予め人数を確保しておけますし、スムーズに計画ができます。
修理が必要になる前にメンテナンスを!
住宅の外壁は日々雨風にさらされており紫外線も受けるため、どんなにこまめに清掃などをしていても劣化をしていくものです。一般的には外壁のメンテナンスは10年に一度行うといいとされています。もちろんお住いの地域の特性などによって10年より前に修理が必要となることもありますし、10年たってもどこにも問題なく住むことができているというご自宅もあります。そのため一概には言えませんが、外壁の劣化が進んでいるようであれば早いタイミングだったとしても一度メンテナンスを入れることをおすすめします。今すぐ修理が必要な場合などは無理に秋にこだわる必要もありません。外壁の劣化は放置すると大変なことになります。必要に応じて業者に依頼するようにしましょう。
外壁の劣化サインは自分で見つけることができる
外壁が劣化しているとしてもプロしか分からないのでは? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は何となく目にしている外壁の状態が劣化サインのひとつだったという事はよくある話です。
◎合わせて読みたい記事!
外壁の劣化を放置するとどうなる? 劣化のサインは自分で分かる?
https://www.elife-home.net/column/rekka/.html
上記の記事を読んで頂くと、外壁の劣化のサインを自分で確認することができるようになります。自宅の外壁の状態を確認し適切な時期に外壁のメンテナンスができるように、是非一度ご確認ください。
まとめ
イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。