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塗装業者のチラシ広告、安すぎる場合は要注意! 安さに隠された危険な落とし穴とは?

お役立ちコラム

更新日:2023/06/07

「外壁の汚れが目立ってきたから綺麗にしたい」「そろそろメンテナンスの時期だから業者に依頼しなければならない」そう考えているところに、ちょうどよく塗装のチラシ広告がポスティングされていたらつい目を通してしまいますよね。初めて塗装を依頼するとなると一から業者選びする必要があります。勝手が分からない、相場がよく分からないなどが理由でひとまず目についたチラシ広告に記載されている業者に連絡する、なんてこともあると思います。またこれまでにメンテナンスの依頼経験があっても、ポスティングされたチラシ広告の方が安そうだ、となると安い方に依頼しようと考えるものです。しかしこういった「価格相場が分からない」「前回の工事よりも安いところに依頼したい」という消費者の気持ちを利用して、悪徳業者は不当な利益をあげているのです。ではこういった悪徳業者は一体どんな手口で利益をあげているのでしょうか。

悪徳業者は「安さ」で消費者の注目を集めるのが目的

上記で少し触れている部分もありますが、実際に行われている悪徳業者の手口を解説していきます。詐欺に騙されてしまうという方は意外にも「知識として詐欺の存在を知っていた」「どんな手口なのか聞いたことがある」方も多く含まれています。それでは一体なぜ知っていたにも関わらず騙されてしまうのでしょうか。それは焦ってしまっている精神的状況により正常な判断ができないなどの心理的な原因が考えられます。後から冷静なときに考えればおかしいと気付けるはずなのに、意外にも人は焦っている時もしくは焦らされている時に正常な判断ができないものです。悪徳業者はそういった消費者の正常な判断ができない状況や焦る気持ちにつけ込んでくるのです。

①実際に外壁塗装が必要な家に焦点を当てている

新築でまだ外壁がぴかぴかな住宅にポスティングをしても、その住宅に外壁塗装が必要になるのはまだまだ先の事です。そのため業者は外壁の状況を確認して外壁塗装が必要そうな住宅に商店を当ててチラシ広告のポスティングを行います。これは悪徳業者に限ったことではありませんが、こうすることでチラシ広告の印刷費用を安く済ませることができ、必要としているターゲットに直に情報を届けることができるメリットがあります。しかし中には悪徳業者のチラシ広告も紛れている可能性があるということは頭の片隅にいれておく必要があります。消費者庁や国民生活センターなどからも、ポスティングによる詐欺が増えていると、度々警告や注意喚起がされています。では悪徳業者の優良業者のポスティングはなにが違うのかというところですが、やはり安さです。悪徳業者のポスティングは地域の業者と比較しても破格な料金であることが多く、外壁塗装を検討していた方が安さに惹かれて契約してしまう例が相次いでいます。

②飛び込み営業当日に契約しようとしてくる

「外壁の修理が必要そうなので声をかけました」と一見親切そうに見える飛び込み営業ですが、実はよくある悪徳業者の手口のひとつですので注意が必要です。突然の訪問と修理が必要だという言葉に、「うちの外壁そんなに深刻な状況なの?」と多くの方は戸惑ってしまうはずです。悪徳業者はそういった隙を狙ってきます。またつい家にあげてしまう事で断りにくい雰囲気になってしまうことも多く、冷静に判断する時間もないままに契約してしまったというケースも発生しています。まともな業者は飛び込み営業で取り扱うサービスの紹介はあっても、焦らせて契約をさせようなどということは行いません。例え今すぐに修理をした方がいいケースであっても、外壁塗装などの工事は3桁を超える金額になることも珍しくなく、訪問したその日に正確な見積もりもないまま契約をするといったことはあり得ません。きちんとした業者であれば焦らせるのではなく、今現在の状態を修理をしないとどのようなリスクがあるかを踏まえて説明し、考える時間を与えてくれます。また修理となれば事前調査も欠かせないため、その場で正式な金額はすぐに出ません。飛び込み営業事体が怪しいのではなく、曖昧な見積もりを持って契約をせかす、焦らせるという業者は怪しいと思うようにしましょう。

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③十分な説明もないまま契約を急かしてくる

外壁塗装は高所での作業となるため足場代なども発生し、家のメンテナンスの中でも高額になりやすい工事です。そのためどんな場合でも事前にしっかりとした説明と見積もりを提示し、消費者が納得した上で契約となります。しかし悪徳業者は十分な説明、あるいはきちんとした見積もりの提示もないまま「このままだと更に被害が拡大しますよ」「今すぐに修理するべきです」などといって消費者を必要以上に不安にさせ契約をさせようとしてきます。また見積もりも正確なものに見えても、よく見ると「費用一式」などとして費用がまとめられ、詳細の金額が把握できないものもあります。後からトラブルにならないためには、人件費や稼働人数、稼働日数にかかる費用や部材の単価などを知っておくことが大切です。見積もりにはよく分からない専門用語が含まれているから、と確認する作業をおろそかにしてしまう、あるいはよく分からないまま承諾してしまうという方も多いですが、お金を払うからにはしっかりと細かい金額まで正確に出してもらったものを受け取るようにしましょう。専門用語なども初見では分かりにくいものもありますので、分からないことは業者に確認するようにしましょう。それにも関わらず、見積もりの改善や説明が見られない業者は、詳細の金額を見せられない理由がある、あるいは騙そうとしている悪徳業者の可能性もあります。

④チラシ広告に記載のない工事や費用を請求される

破格の工事をアピールしておきながら実際には「追加工事をしないと修理ができない」「特別な部品を取り寄せなければならない」などと何らかの理由をつけて不要な金額を請求されたり、中には承諾もなく勝手にオプションをつけられたなんてこともあります。もちろん悪徳業者などではなくても状況によって必要な工事や部品などが発生することもあります。しかし悪徳業者の場合は最初から追加請求前提でいるため、実際に行うことのない破格のチラシ広告が成り立つのです。そのためいくらでも安さをアピールできるというわけです。上記でも解説したように、こうした業者は見積もり内容が適当であることも多く、部材がどのくらいの金額か消費者が分からに事を利用して異常な利益分を上乗せしているなんてケースも実際にはあります。悪徳業者は最初は安い金額で契約してから追加費用分をとるのがよくある手口ですので、他よりも異常に安いな、という場合は注意が必要です。

外壁塗装のメンテナンスが必要なタイミングとは?

外壁塗装で悪徳業者に騙されないようにするためには、受け身の姿勢だけではなく必要なタイミングで自分から業者を選択し依頼したり、メンテナンスの計画を立てておくことが大切です。時に予想できないタイミングでの雨漏りなどもありますが、きちんとメンテナンスを行っていれば被害を最小限に抑えることも可能です。では具体的に、外壁塗装のメンテナンスが必要なタイミングはいつなのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

外壁の劣化に気付いたタイミング

外壁は紫外線や雨水、強風などの影響により日々劣化していきます。外壁の劣化は、ハイグレードの機能性の高い塗料を用いていても、劣化のスピードがゆるやかではあるものの必ず劣化はしていきます。そのため、外壁の劣化に気付いたタイミングでメンテナンスを行うことは、外壁の寿命を延ばし雨漏りや害虫から住宅を守る上でも必要なことです。外壁の劣化には、触って判断できるチョーキングや見た目で分かる膨れ、クラック、サビなどの汚れなどがあります。それぞれの特徴については、以下の記事で詳しく解説をしています。住宅の劣化にいち早く気付くためにも、是非参考にしてみてくださいね。

合わせて読みたい!
外壁の劣化を放置するとどうなる? 劣化のサインは自分で分かる?
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新築時から10年~15年経過したタイミング

新築時から10年~15年経過している住宅では、今は問題ないように見えても外壁が劣化しているケースが多く、今までメンテナンスをしていないという住宅では雨漏りを引き起こすリスクも上がります。メンテナンスと聞くと、なにか問題が起きてから業者に依頼するというイメージが強いかと思いますが、雨漏りなどのトラブルを予防するためにメンテナンスは行うものです。特に雨漏りの発生などは築15年から増え始めてくるため、トラブルが起きる前にメンテナンスによって適切な予防が必要です。

雨漏り修理から5年~7年経過したタイミング

築年数に問わず、雨漏りを経験している住宅であれば早めのメンテナンスがオススメです。具体的には雨漏り修理から5年~7年程度を目安に、一度プロの業者に見てもらいましょう。必ずしも短いスパンで何度も修理が必要というわけではありませんが、全体的な劣化が原因で雨漏りが起きている場合もあれば、沿岸部や幹線道路の近くで外壁が劣化しやすい、衝撃を受けやすいといった立地状況によって雨漏りが起きやすいケースもあります。そのため、そうした状態の住宅は注意深く観察し、必要なタイミングで修理を検討することが大切です。何度も雨漏り修理を繰り返すようであれば、張替えやカバー工法なども検討に入れてメンテナンス計画を立てていくようにしましょう。

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【施工例あり】外壁リフォームのカバー工法とは? 費用・日数・工事の流れについて解説!
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もし悪徳業者の被害にあってしまったらどうすればいい?

不審な業者を家にあげてはいけない、その場で契約をしてはいけないと分かっていてもその時々の状況によってはそうもいかない場合もあります。例えば「圧力を感じてつい契約をしてしまった」「恐怖を感じて断ることができなかった」など、その場で契約をせざるを得ない状況であったり、「悪徳業者の手口と知らずにのせられて契約してしまった」「請求を見て初めておかしいことに気付いた」など契約の後から気付いたなんてことも有り得ます。そんな時はまずは最寄りの消費者センターに相談するようにしましょう。どこに相談すればいいのか分からない、という方は消費者ホットライン「188番」に電話をしましょう。こちらは消費者庁が案内している全国共通の消費者生活相談窓口で、電話音声の指示に従って進んでいくと自動で最寄りの消費者センターを案内してくれる仕組みになっています。外壁塗装に限らず消費者トラブルは様々な場面で起こる可能性があり、被害にあってしまった方が「契約してしまった自分に落ち度があるから解約はできないだろう」と泣き寝入りしてしまうこともあります。しかし内容が悪質なものや上記で紹介した悪徳業者の手口にのせられてしまったなどの場合は、解約をすることが可能な場合もあります。そのため万が一被害にあったことに気付いたらまずは消費者センターに相談するようにしましょう。以下に消費者庁HPの該当URLを載せていますので、詳しく知りたいという方は是非下のURLから確認してみてくださいね。

消費者庁HP/被害にあったら
https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/damage/

まとめ

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