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外壁の汚れの原因は? 掃除で綺麗になる?

お役立ちコラム

更新日:2023/12/13

家の印象を決める大きな役割を持つ外観ですが、その中でも外壁は面積が広く視界に入りやすい部分です。そんな外壁に汚れが付いていると、せっかくの拘りの外観も台無しになってしまいます。外壁の汚れと聞くと砂埃などをイメージする方も多いかと思いますが、実は外壁にはサビ・コケ・カビなども生えてしまうことがあります。外壁の汚れを放置してしまうと外壁の性能も落ちてしまう危険性があり、また綺麗な状態に戻すのが難しいため、汚れを見つけた時にすぐに対処したいものです。今回は外壁の汚れの原因と、その対処法についてそれぞれ解説をしていきます。

「サビ」にはどんな種類がある? 外壁に発生する原因と対処法は?

サビは金属の部分に水と酸素が触れることにより、酸化という現象を起こします。この酸化により、金属はサビることとなります。誰もが小さい頃に遊具に触れた経験があるかと思いますが、鉄棒やブランコの手すりなどに触れた後に「鉄臭いな」と感じたことはありませんか? 鉄臭いと感じるのは鉄が酸化していることで発生しており、サビ独特の臭いでもあります。このようにサビは、私たちの生活の中で意外にも身近に存在しています。

サビの種類は4種類

▶赤サビの特徴
サビと聞いて一番イメージしやすいものが、この赤サビではないでしょうか。赤サビは名前の通り赤みがかったサビとなっており、物によっては赤茶色に見える場合もあります。また赤サビは、上記で説明した遊具などでよく発生しています。そのため見たことがあるという方が多いかと思います。赤サビはよく見かけるサビである一方、鉄をボロボロにしてしまう性質があり、その進行も早いため注意が必要なサビです。外壁に発生するのは主にこの赤サビです。

▶黒サビの特徴
赤サビと違い、黒サビは自然に発生することはありません。高温で熱することで発生する酸化被膜を一般的に黒サビと呼び、酸化に水を必要としないのが特徴です。身近な物では、フライパンなどの加工に用いられています。また黒サビが発生すると赤サビの発生を抑制できるため良質なサビとも言われており、鉄を守るためにわざと黒サビでコーティングする加工を行うこともあります。

▶白サビの特徴
赤サビと同様に、空気と水が反応することで発生するサビのことです。赤サビと違い、白サビは亜鉛とアルミニウムに発生するサビです。また白サビはチョークのような白い粉末状のサビとなっているため、サビであると気付かない方もいらっしゃいます。

▶青サビの特徴
青サビは銅の表面に発生するサビで、水や塩分と反応します。青サビは見た目は青緑色で、緑色が強いサビです。見た目のインパクトが強いサビですが、日常生活の中で触れる範囲内では健康に無害であると言われています。

外壁には赤サビが発生する

文中で既に外壁に付着するサビは赤サビであるとお伝えしておりますが、その原因は「外壁の劣化によるサビ」と「もらいサビ」の2種類が考えらえれます。新築であったりメンテナンスを行ったばかりの外壁は、性能も良くしっかりとサビの発生を防ぐことができます。しかし外壁は使用している外壁材や内部の材料に金属が含まれているものがあり、劣化に伴い雨水が入り込むなどしてサビが発生してしまうことがあります。またもらいサビも、よくある外壁のサビの原因です。自転車や工具など、外壁に金属のサビている部分を付着させておくことで、外壁にサビが広がってしまいます。そのため外壁を新しくしたばかりでも、周辺環境によってはサビが発生してしまうことがあります。

外壁のサビの掃除方法

サビを見つけたら、すぐに対処することである程度綺麗にすることは十分可能です。ここでは家庭できるサビの掃除方法について解説をしていきますので、外壁を確認してサビを見つけたら是非試してみてくださいね。

▶準備するもの
・洗浄用のホース
・スポンジ
・掃除用手袋
・サビ取り用洗剤
※高所作業の場合は、脚立やヘルメットなど。

▶掃除方法
①ホースを使ってサビ部分を洗浄します。
 ホース先端を指で潰し吐水口を絞り、吐水口に圧をかけることでより汚れが落ちやすくなります。
②サビ部分をスポンジと洗剤でこすり落とします。
 スポンジは外壁を傷つけないよう柔らかいタイプの物にしましょう。
③高所の場合は脚立で対処し、作業中は安全のため2名以上で行いましょう。
 また万が一の転落の際に備えヘルメットの着用を行いましょう。
※高所作業は無理のない範囲で行い、難しい場合は業者に依頼しましょう。

◎外壁の雨だれは夏の日差しが原因? 季節の変わり目に検討したいメンテナンス
https://www.elife-home.net/column/mente/.html

「コケ」も外壁に発生する! その原因と対処法は?

コケと聞くと、庭の隅や池周辺などに発生しているものと認識される方が多いかと思います。しかし実はコケが好む条件が揃ってしまうと、時に住宅の外壁に発生してしまうことがあります。緑色で厚みがあるため見た目のインパクトも強く、また外壁の劣化を加速させてしまうため、コケを見つけた際にはすぐに対処したいものです。カビに引き続き、コケが発生する原因と対処法について解説をしていきます。

コケが外壁に発生する原因

コケと聞くと、庭の隅や池周辺などに発生しているものと認識される方が多いかと思います。しかし実はコケが好む条件が揃ってしまうと、時に住宅の外壁に発生してしまうことがあります。緑色で厚みがあるため見た目のインパクトも強く、また外壁の劣化を加速させてしまうため、コケを見つけた際にはすぐに対処したいものです。カビに引き続き、コケが発生する原因と対処法について解説をしていきます。

コケが外壁に発生する原因

コケは日当たりが悪く湿気の多い場所を好む傾向があります。そのため住宅の周辺環境に左右される場合があります。例えば川沿いやビルの後ろで日当たりが悪いなどの場合、他の立地に比べコケが発生しやすくなります。またコケは胞子を飛ばして繁殖範囲を広げるため、コケが発生しやすい環境では自分の家の敷地内にコケがなくても他所から胞子が飛んできて、外壁に付着してしまうことによりコケが繁殖してしまうこともあります。その他に、外壁の素材によって凹凸があるデザインやモルタルを使用したものであれば、よりコケが付着しやすくなります。

外壁のコケの掃除方法

外壁のコケは放置すると、外壁の防水性能を劣化させ雨漏りの原因となってしまったり、見た目のせいで外観美を損なうことにつながります。またコケが一カ所にでも発生してしまうと、コケの胞子により外壁以外の場所にもコケが付着し、繁殖範囲を広げてしまう・・・なんてことも考えられます。そのためコケは見つけた時にすぐに対処する必要があります。

▶準備するもの
・洗浄用のホース
・スポンジ
・掃除用手袋
・お風呂用の洗剤
※高所作業の場合は、脚立やヘルメットなど。

▶掃除方法
①ホースを使ってコケ部分を洗浄します。
 ホース先端を指で潰し吐水口を絞り、吐水口に圧をかけることにより汚れが落ちやすくなります。
②スポンジを使ってコケをこすり落としましょう。
 これでも落ちない場合は、お風呂用洗剤を使って再度コケをこすりましょう。
③サビ掃除と同様に高所の場合は脚立で対処し、作業中は安全のため2名以上で行いましょう。
 また万が一の転落の際に備えヘルメットの着用を行いましょう。
※高所作業は無理のない範囲で行い、難しい場合は業者に依頼しましょう。

外壁のコケは放置すると、外壁の防水性能を劣化させ雨漏りの原因となってしまったり、見た目のせいで外観美を損なうことにつながります。またコケが一カ所にでも発生してしまうと、コケの胞子により外壁以外の場所にもコケが付着し、繁殖範囲を広げてしまう・・・なんてことも考えられます。そのためコケは見つけた時にすぐに対処する必要があります。

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繰り返す外壁の汚れは「カビ」の可能性も! その原因と対処法は?

カビは食品などにも発生するため、サビやコケに比べるとより身近なものです。そんなカビですが、実はまれに外壁に発生することもあります。汚れだと思って何度も洗浄しているのに、気付いたら同じ場所に同じ汚れが付いている・・・そんな経験はございませんか? その汚れ、カビの可能性があります。カビはコケと同様に胞子を飛ばして繁殖範囲を広げ、また長く放置してしまうと深く根を張ってしまい、いくら表面を綺麗にしても何度も繰り返し再発します。ここではカビの種類や発生する原因、見つけた際の対処法について解説していきます。

カビの種類は6種類

▶赤カビの特徴
自然界で繁殖しやすいカビで、葉っぱなどを腐らせる性質があります。室内だと湿気の多い場所を好み、エアコンなどのフィルターに付着していることが多いです。食品の野菜などに発生してしまうこともあり、種類によっては発癌性物質があるため見つけたらすぐにビニール袋などに包み排気しましょう。

▶黒カビの特徴
黒カビはカビの中でも代表的なもので、空気中にも浮遊していることがあります。お風呂場や押し入れの中、雨漏りを起こした屋根裏などに発せしやすい傾向にあります。この黒カビはカビの中でも特に根深く、一度発生してしまうと完全に除去するのが難しいカビですもあります。また空中に浮遊しているカビの胞子を吸い込むことで、アレルギーを発生してしまうこともあります。外壁に発生しやすいのも、この黒カビです。

▶青カビの特徴
青カビは黒カビと同様に空気中に浮遊しており、食品などにも付きやすいカビです。パンは賞味期限が切れたものを常温で保存しているとカビが生えてくることがあり、うっかり腐らせてしまったなんて経験をした事がある方もいらっしゃるかと思います。その際にパンに付着している青黒いカビが、この青カビになります。このような場合は口にすることができませんが、青カビの有害物質は食品のチーズでは分解が可能なため、わざと青カビを発生させるブルーチーズなどもあり、一部食品として利用されることもあるカビです。

▶白カビの特徴
白カビは食べることのできるカビとして、カマンベールチーズなどにわざと付着させている商品も多いですが、実は室内の建材などにも発生しやすいカビです。湿度が高い所やホコリっぽい所を好む傾向にあり、畳や下駄箱などに発生しやすいカビです。

▶緑カビの特徴
一見コケのようにも見え、カビの中だと青カビと見間違いやすいカビです。自然界では土壌の中に存在しているカビで、木の葉などを分解する性質がありますが、風に乗って室内や外壁に付いてしまうこともあります。対象物を腐らせてしまうため気付いた際にはすぐに対処する必要があるカビです。

▶黄カビの特徴
黄カビは他のカビと違って、乾燥している環境を好みます。カメラのレンズなどに発生することで知られていますが、その他に青カビが生存できない状況でも生きることができるため食品の保存などには注意が必要です。

外壁のカビの掃除方法

カビは放置してしまうことで、外壁の劣化を加速させてしまうため、見つけたらすぐに対処したいものです。コケと似ているものもあるため間違ってしまいがちですが、早い段階で掃除することでカビが広がる前に対処することができます。

▶準備するもの
・洗浄用のホース
・スポンジ
・掃除用手袋
・外壁用カビ取り洗剤
※高所作業の場合は、脚立やヘルメットなど。

▶掃除方法
①ホースを使ってカビ部分を洗浄します。
 ホース先端を指で潰し吐水口を絞る絞り、吐水口に圧をかけることにより汚れが落ちやすくなります。
②スポンジを使ってカビをこすり落としましょう。
 これでも落ちない場合は、外壁用カビ取り洗剤を使って再度カビをこすりましょう。
 お風呂用などの強力なカビ取り洗剤の場合、外壁の塗装まで落としてしまう可能性があります。
 使用の際は外壁に影響が出ていないか、注意しながら作業を進めましょう。
③その他の作業と同様に高所の場合は脚立で対処し、作業中は安全のため2名以上で行いましょう。
 また万が一の転落の際に備えヘルメットの着用を行いましょう。
※高所作業は無理のない範囲で行い、難しい場合は業者に依頼しましょう。

外壁の雨だれは夏の日差しが原因? 季節の変わり目に検討したいメンテナンス
https://www.elife-home.net/column/mente/.html

外壁の汚れは放置すると危険!

外壁の汚れには、サビやコケ、カビなどさまざまな種類があることを知っていただけたのではないでしょうか。それぞれ汚れには特性があるため、汚れを落とすための対処法もさまざまです。「外壁の汚れに対処するのが面倒くさい」と思われた方も多いかと思いますが、外壁の汚れは適切に対処しなければ時に重大な二次被害につながる可能性もあります。では、外壁の汚れを放置することで、一体どんな危険やリスクがあるのでしょうか。ここでは、外壁の汚れを放置することの危険性について詳しく解説をしていきます。

築年数よりも古く見える

外壁に汚れが付くことによる影響で、一番変化に気付きやすいのが、外観のイメージです。特にサビやコケ、カビなどは外壁の色をボンヤリと魅せてしまうことも多く、外壁の色味にメリハリがなくなってしまいます。その結果、外壁のイメージにより実際の住宅の築年数よりも古く見えてしまい、住宅の外観イメージが理想と違ってしまうことがあります。

カビによる健康被害が発生する

カビは、住宅のさまざまな場所に発生する可能性のある菌で、一度発生すると外壁の深くにまで根を張ってしまいなかなか取れない、やっかいな菌です。そんな多くは、人間に有害な物質でアレルギーの原因になることも知られています。カビは繁殖をする際に小さな胞子を放出して、繁殖範囲を広げていますが、その小さな胞子を私たちが吸い込んでしまうことで、アレルギー症状が発症すると言われています。アレルギーを発症すると、風邪のような症状から重篤な肺炎を引き起こす可能性まであります。カビは小さなお子さんや、持病のある方、ご高齢のご家族にとっては時に命を脅かす危険な存在です。

外壁の機能性が低下する

外壁に汚れが付着することで、外壁材を守る外壁塗料の性能が低下する可能性があります。外壁塗料の機能性は種類によっても異なりますが、今は雨水と一緒に外壁材の汚れを流してくれたり、紫外線や雨水から外壁を守る役割があるものが主流です。そんな外壁塗料部分に汚れが付着してしまうと、その部分からどんどん汚れが広がり、外壁塗料の性能を弱めてしまいます。

雨漏りのリスクが上がる

外壁に汚れが付着すると、汚れの部分から外壁の性能が弱り始め、やがて汚れの箇所から雨漏りにつながる可能性があります。外壁についた汚れにより外壁性能が低下してしまった外壁は、汚れの広がりだけではなく、外壁性能の低下によりひび割れ(クラック)の発生なども同時に起きる可能性が高まります。ふくれなどから建物内部に雨水が浸透してしまう可能性もあります。そのため、外壁の汚れはさまざまな外壁トラブルにつながる可能性が高まり、また雨漏りを併発するリスクも高くなってしまうのです。

建物が脆くなる

外壁の汚れにより雨漏りが発生した場合、雨漏りの影響を受けた建物の部分が腐食し、脆くなってしまう可能性があります。特に柱や梁、基礎部分などは建物にとっても重要な構造部ですので、雨漏りが浸透している場合は住宅の安全にも関わります。

結露の発生による冷暖房効率の低下

外壁の汚れにより、汚れた外壁が熱を吸収しやすくなり、外部と内部の温度差によって結露が発生することがあります。これにより、建物の内部の湿気が増加し、結露による水害や断熱性の低下が発生する可能性があるのです。こうしてダメージを受けた断熱材が腐食することにより、家の熱暖房効率が低下してしまいます。断熱材のダメージによる熱暖房効率の低下は、夏は暑くなりやすく冬は暖まりにくい環境になってしまうため、冷暖房の費用が高くなることも多いです。

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掃除で落ちない外壁汚れの対処法&外壁汚れの予防法

本記事では外壁汚れの特性や対処法についてご紹介してきましたが、中にはなかなか落ちない外壁汚れもあるかと思います。二次被害の怖さも知ったいま、なんとか対策をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。そいこでここでは、掃除で落ちない時の外壁汚れの対処法や、繰り返さないための外壁汚れの予防法について解説をしていきます。

落ちない汚れは専門業者に依頼する

外壁の掃除を自分で実践しても汚れが落ちなかった場合は、外壁や屋根の掃除・修理などに対応している業者に依頼してしまうのも、ひとつの手です。専門業者は、業者用の高圧洗浄機や専用薬剤などを所有しているため、家庭では対応できないような汚れにもアプローチすることができます。また、外壁の汚れについて熟知しているため、適切に汚れの種類を見極めて掃除を実践してくれます。中には「自分で外壁の掃除をしたけれど、かえって外壁を傷めてしまった」というケースもあるため、不安な方や慣れない方などは支所から専門業者に依頼しておくと安心ですよ。

汚れの予防は日々のセルフチェックを意識する

外壁は、一度きれいにしても、必ず汚れていくものです。外壁に汚れが付くこと事態は自然なことですが、汚れを放置してしまったり、汚れの内容によっては今すぐ対処した方がいいものも含まれます。そのため、外壁の汚れにいち早く気付くために、日々外壁のセルフチェックを実施いていきましょう。外壁汚れの代表的なものには、外壁の汚れだけではなく、チョーキングやひび割れなども含まれますので、こうした外壁の劣化サインが出ていないかよく確認するようにしましょう。セルフチェックを実行することで、汚れから発生する二次被害の予防にも役立ちます。

定期的に外壁掃除を実施する

本文中でも外壁の掃除方法について触れましたが、汚れを見つけたら、早めの段階であれば業者を頼まなくても落ちることがほとんどです。そのため、実践できそうであれば、定期的に外壁掃除を実施しましょう。外壁掃除を行うことで、汚れによる二次被害を防ぐことにも役立ちますし、外壁の美観を保つことができます。

年に一度のタイミングで掃除や点検を業者に依頼する

どんなに日々セルフチェックや掃除をして気を付けていても、外壁は常に汚れていきますし、目の届かない高さの場所でトラブルが起きていることも珍しくありません。年に一度を目安に、掃除や点検を業者に依頼して、汚れを落としてもらいながら異常がないか点検してもらうのがオススメです。同時に、屋根の掃除や点検も依頼することで、一度に住宅のメンテナンスを終えることができますよ。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。