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雨漏り修理はどのくらいの日数がかかる? 一般的な修理の流れとは?

お役立ちコラム

更新日:2024/01/09

雨漏りは思いもしないタイミングで発生することが多く、急な対応に追われて困ってしまいますよね。どの業者に依頼しようか、金額はどのくらいかかるのか・・・ただでさえ考えることが沢山ですが、特に「どのくらいの工事日数がかかるのか」を気にされている方はとても多いです。仕事や家族の予定などがあるから早めにスケジュールを知っておきたいという方もいらっしゃるかと思います。今回は一般的な雨漏りの修理の流れと、工事日数について解説をしていきます。これから雨漏り修理をしたいと考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。

雨漏りの修理の流れ

まずは雨漏り修理の流れについて解説をしていきます。意外にも雨漏り修理に着工する前にするべきことが多く、内容によっては日数がかかってしまうことがあります。雨漏り修理を行う前に必須となるものとして認識しておくと、依頼する前に「工事日数しか考えてなくてスケジュールが確保できない」なんて失敗を防ぐこともできます。

業者との現地調査の日程決め

まずはプロの雨漏り修理の業者に連絡を行います。初めて雨漏りをしてしまったという方や今までそのような業者に依頼したことがない、という方であれば業者探しから始まります。今すぐなんとかしなければ! と焦ってしまいがちですが、まずは可能な限りの応急処置を行い被害拡大の防止に努め、その後から落ち着いて業者を探すようにしましょう。

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業者による現地調査

雨漏りの際は必ず現地調査が一番初めの動きとなります。屋根で一番難しいのが「雨漏りの原因追及」です。雨漏りの原因は主に以下3つが考えられます。

・屋根の経年劣化
・瓦の破損(台風や突風など)
・施工不良

上記のどれもが特定に知識と技術が必要になる大変な作業です。「天井から雨漏りしているから屋根に何かあったに違いない」と思っていても、実は雨漏りの原因は屋根ではなくバルコニーや外壁からの浸水だったなんてこともあり、侵入ルートが分かりにくく特定が難しいものです。また雨漏りは複数個所から発生している可能性があり、根本的な原因を追及しなければ「何度直しても雨漏りする」なんて事態につながる可能性もあります。そのため雨漏り修理の現地調査はとても重要です。

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見積もりの確定

原因が特定できたら見積もりが出来上がります。業者を見つけても天候により現地調査の日程がなかなか決まらない、あるいは数日先になってしまう・・・という事は雨漏りが発生するタイミングによってはあり得る話です。ですので最低でもここまでで3日程度時間がかかると考えておくとスケジュールを余裕を持って立てることができます。

小規模な雨漏り修理

雨漏りの修理はその規模の大きさによって日数が大きく変わってきます。雨漏り被害が発生して間もない場合で、破損した場所が狭い範囲であれば小規模な修理で雨漏りを解決することができます。また中には小規模な雨漏り修理であればDIYで自分で修理してしまうという方もいらっしゃいます。ここでは業者が修理を行った場合の一般的な修理日数を解説していきます。

コーキング

作業日数:数時間~半日程度
コーキングはDIYや水漏れなどの応急処置に使われることもあるため、家庭にあるという方もいらっしゃるかと思います。亀裂や部材の破損による隙間を埋めるための補填剤としての役割を果たし、比較的扱いやすいため作業も早く終わります。しかし広範囲にわたる雨漏りの修理には不向きな一面もあるため、応急処置的な立ち位置で使われることが多く、雨漏りの状況によってはあまりオススメできない修理方法でもあります。

屋根材の交換

作業日数:数時間~半日程度
部分的な屋根材の破損だけであれば、該当する屋根材だけを交換すれば済むためすぐに修理は完了します。しかし屋根材の下の下地の方まで被害が及んでいたり、浸水が確認できる場合は全体的に修理する必要があるため事前調査の段階でしっかり確認をしてもらうことが大切です。

雨樋の交換

作業日数:数時間~半日程度
雨樋は屋根の雨水を建物にかからないように流してくれる働きがありますが、外壁に沿うようにむき出しの状態になっているため、台風などの飛来物による破損などが発生することがあります。雨樋が上手く機能しなくなってしまうと雨水を流すシステムが上手く起動しなくなってしまうため、雨漏り被害が既に発生している場合は外壁やバルコニーへのダメージが広がり、更なる被害を生む可能性があります。そのため発見したら早急に修理してもらうように心がけましょう。雨樋は部分的な交換であれば日数はかかりませんが、大規模な交換が必要となれば半日以上の日数がかかることがあります。

大規模な雨漏り修理

雨漏りを繰り返してしまって大規模な修理が必要になった、または劣化に伴い屋根を新しくする必要がある・・・など、家に住んでいるからにはいつかは全体的な屋根の修理やメンテナンスが必要になります。小規模な雨漏り修理とは違って、日数もお金もかかる工事です。勢いで決めてしまったり、雨漏りが深刻化して焦って依頼することがないよう、「いつかはやるかもしれない工事」として構えておくといざという時も冷静に判断することができます。

板金工事

作業日数:1~2日程度
板金工事は使用する板金が屋根の形状に合わせる必要があるため、職人がその場で加工をしながら工事を進めていきます。住宅密集地などの屋根は土地が狭い場合、屋根の形も複雑である場合が多いですが、板金工事は屋根が複雑であるほど技術力が必要となり時間もかかります。

塗装工事

作業日数:1週間程度
屋根塗装は屋根の防水性能を高めるために必要な工事で、メンテナンスなどでもよく行われている工事です。屋根の塗装は三段階に分かれていて、それぞれ下塗り・中塗り・上塗りと呼んでいます。段階ごとにしっかりと乾燥させる必要があり、天候にも大きく左右される工事です。また塗装工事を行う前には事前に高圧洗浄などで屋根を綺麗に掃除する必要があり、下地の補修が必要な状態であればさらに日数がかかることもあります。

葺き替え工事

作業日数:2週間程度
既存の屋根を全て取り払い、新しく葺き替える一番大きな工事となります。そのため屋根は新築同様の状態となり、屋根そのものの寿命を長くすることが可能です。屋根がかかっている最上階部分は工事中生活することができないため、工事中の生活にも不便がでます。平屋の場合は工事期間中、仮住まいに移ることも考えなければならず段取りを考えて工事を依頼する必要があります。

工事費用が安くなるかも? 工事依頼前に確認したい「火災保険」とは?

ここまででいかがだったでしょうか。雨漏り修理は物によっては時間がかかり、場合によっては仮住まいなどを探さなくてはいけないこともあると知っていただけたかと思います。工事を依頼して急に「2週間くらい住めませんよ」と言われて焦るよりは、前もって準備しておくと心の余裕もできますよね。また工事前に知っておくと役に立つかもしれないものが他にもあります。それが「火災保険が雨漏り修理の適応になるかどうか」です。ほとんどの方は火災保険に加入されているのではないかと思いますが、その火災保険の補償で一定の条件を満たせている場合、雨漏り修理が火災保険でカバーされることもあります。では、どのような例で火災保険が工事費用として適応になるのでしょうか。火災保険の適応例について、一緒に確認していきましょう。

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風災・雪災・雹(ひょう)災だと認められること

火災保険は、火災だけではなくその他の自然災害に対しての補償を、幅広く行ってくれる心強い保険です。しかしその一方で、「自然災害ならなんでもいい」というわけではありません。雨漏り修理で火災保険が適応になるための自然災害としては、風災・雪災・雹災のいずれかに該当し、また保険会社のその被害を認めてもらうことが条件となります。一部の火災保険やオプションで加入していない限り、一般的な火災保険では洪水、地震などの自然災害では適応にならないため注意が必要です。

修理が必要になってから3年以内であること

風災・雪災・雹災で被害を受けていたとしても、被害発生時し修理が必要になってから3年以内に申請をしなければ、火災保険は適応になりません。中には火災保険が適応にならない条件であるにも関わらず、ごまかそうとして申請する人もいます。そのため、保険会社も修理が必要とされている日にどのような天候状況だったのか、近隣に同様の被害が出ているかなどを細かく確認しています。当然保険会社に申請内容を認めてもらえなければ、修理費用の補償をしてもらえません。火災保険を申請する際は、期限があることを踏まえたうえで、できるだけ早めに申請をするようにしましょう。

修理の費用が20万円以上であること

これまで解説してきた2つの条件を満たしていたとしても、雨漏り修理費用が20万円未満の場合は火災保険の補償適応外となるケースが多いです。火災保険の補償の下限は、保険会社により違っているため、金額については加入している保険会社に確認する必要があります。ただし多くの火災保険では下限値が設定されており、金額が満たない場合は自費での修理が必要となります。

どんな雨漏り修理業者に依頼すればいい?

雨漏り修理は、業者選びを間違えてしまうことで、繰り返す雨漏りで建物にダメージを与えてしまったり、悪徳業者による詐欺被害に遭う可能性もあります。そのため、雨漏り修理を依頼する際は、「本当に信頼できる業者か?」を見極めて依頼する必要があるのです。最後に、雨漏り修理を依頼する際に気を付けていただきたい、業者選びのポイントについて解説して終わります。

見積もりが明瞭である業者

雨漏り修理は、修理内容によって金額が大きくなることも珍しくありません。特に塗装工事や葺き替え工事は大掛かりな工事となるため、費用も100万円以上かかってきます。そのため見積もりが明瞭でないと、何にいくらかかっているのかが分からず、適切な見積もりかどうかを判断することができません。雨漏り修理で大掛かりな工事の場合は、相見積もりを行ったうえで、業者の見積もり内容を見比べるようにしましょう。見積もりが明瞭な業者であれば、請求内容にも納得できますし、万が一トラブルがあった際にも明瞭な見積もりが手元にあると、消費者センターや国民生活センターといった第三者機関にも相談しやすくなります。

納得するまで説明をしてくれる業者

雨漏り修理などの工事では、図面や見積もりに専門用語が記載されていることも珍しくありません。そのため、どれだけ見積もりが明瞭でも、中には理解できない言葉や工事内容が含まれることがあります。こうした専門用語や疑問点を、きちんと納得し理解するまで説明してくれる業者であるかどうかも、いい業者かどうかを見極めるポイントとなります。例えば高圧的で質問がしにくい雰囲気であったり、詳しい説明をしてくれないような業者は、信頼できませんし安心して工事を依頼できませんよね。工事は技術だけではなく、業者との相性や業者の対応も大切になってきます。現地調査の時などに業者の対応などを確認し、信頼できる業者か、安心して工事を依頼できそうな業者かを見極めましょう。

作業実績がある業者

今はインターネットで簡単に業者を選び、見積もり依頼までできる便利な時代です。しかし、逆を言ってしまうと、業者のレベルと広告の多さなどは比例しないため、中には技術力が伴わないにも関わらず営業力が強い業者というのも存在しています。そのため、「なんとなく信頼できそう」と依頼してしまい、施工不良が発生したり、業者そのものが悪徳業者で騙されてしまったという被害も年々増加しているのです。こうした業者の選定ミスを防ぐためには、業者の作業実績に注目して依頼するのもひとつの手です。多くの業者は公式ホームページを持っており、その中で作業実績を公開しています。実際の事例を見ることで業者の実力を目で見て判断することができ、技術力や作業実績があり経験値が高い業者を見抜くことができるようになります。

口コミで評価が高い業者

業者選びで悩んだら、口コミを参考にするのもオススメですよ。口コミは判断基準が個人により違うため、口コミだけで判断することはオススメできませんが、実際に業者に工事依頼した人の声を聞けるのは業者選びを行ううえでも参考になります。口コミは、Googleマップの口コミから確認するのが一番簡単ですが、口コミサイトや業者のホームページなどで確認することもできます。口コミを確認する際は、高い評価だけではなく低い評価の内容やその理由についても確認しておくと、業者選びで失敗しにくくなります。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。