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台風で突然雨漏りしてしまう原因と対策法とは? 6月は住宅のトラブルに要注意!

お役立ちコラム

更新日:2024/07/10

梅雨の突入と同時に、6月上旬には大型台風2号による豪雨が日本各地を襲いました。台風の雨は梅雨の雨とは違い、勢いがあるものや強風を伴うことも多く、今まで問題がなくても雨漏りを起こしてしまうと言ったご相談は増えます。しかし今回は梅雨の時期に台風が重なってしまっているため、梅雨の長引く雨によりダメージを受けていた住宅が、台風の強い雨で一気に雨漏り被害につながるというケースも考えられます。このように梅雨と台風が重なることは、日本の気候では起きる確率も高く、また雨漏りが発生した際には被害の拡大を防ぐために早急に対処する必要があります。今回はそんな台風によって突然雨漏りしてしまう原因と、対策法について詳しく解説をしていきます。

台風で突然雨漏りしてしまう原因は?

梅雨に入っても問題なかったのに、台風がきたら突然雨漏りした。そんな方も多いのではないでしょうか。実際に、台風中や通過後は雨漏り修理の連絡がとても増える時期です。またお客様の中に、「今まで問題がなかったから台風で雨漏りしてビックリした」と驚かれている方も多いです。今まで問題がないと、突然の雨漏りは焦ってしまいますよね。ではなぜ台風で雨漏り被害は増えるのでしょうか。台風で突然雨漏りする原因について、一緒に見ていきましょう。

強風による屋根の被害

台風被害が酷い地域ですと、強風で屋根が飛ばされてしまうこともあります。屋根が飛んでしまうというのはあまりイメージがしにくい部分化と思いますが、一部分がめくれあがってしまうなど部分的な被害を含めると、多くの住宅が巻き込まれる可能性があります。瓦屋根であれば部分的な崩落、金属系屋根など軽いものであれば風が屋根下から吹き上げることでベロンとめくれてしまうこともあります。屋根が飛ばされてしまうと、屋根の下にある下地材や建物の構造内部があらわになり、そこから雨漏り被害につながってしまうことがあります。

飛来物の影響

台風では強風により、さまざまなものが飛ばされてしまいます。どこかから飛ばされてきた瓦屋根の一部や、屋外に放置されていたバケツなどが運悪く自宅の屋根や外壁、雨樋などにぶつかってしまい、その部分が破損してしまうことも珍しくありません。屋根や外壁、雨樋の破損はその度合いによって雨漏りに直結することも多いです。そのため、今まで問題のなかった住宅でも貰い事故のような形で被害を受けてしまうことがあります。

建物の傷み

長い期間メンテナンスをしていない住宅では、劣化によっていつ雨漏りが起きてもおかしくない状態のことがあります。そんな中で台風が発生してしまうと、台風の恐怖や豪雨が決め手となって雨漏りに発展します。また、雨漏りは既に他の場所で起きていて気付いておらず、台風で悪化して雨漏りに気付くといったケースもあります。メンテナンスを怠ってしまっている住宅では、少しずつ劣化していることに気付けず、台風によって突然雨漏りしてしまうことがあるということを覚えておきましょう。

台風は警報級の大雨が降ることがありますが、この大雨が原因で雨水の排水が追い付かず、バルコニーの排水管や雨樋から水が逆流してしまうことがあります。特にバルコニーの排水菅や雨樋は、普段なかなかお手入れがしにくい部分であるため、落ち葉やホコリ、チリの蓄積で排水が滞りやすい場所でもあります。また普段はしっかり掃除をしているという場合でも、台風という状況下では、台風の強風によって落ち葉が排水口に溜まることで、排水不良を起こしてしまうこともあります。

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近年増加傾向にある獣害ですが、獣が建物に侵入していても気付かずに生活している方も実は多いです。獣は屋根裏の空間に住み着き子育てをすることが多く、糞尿によって天井裏が傷んでしまいます。また獣が建物への出入りに使う経路があることで、普段は問題なくても、台風のような横殴りの雨になったときに雨水が侵入経路から屋根裏に吹き込み、雨漏りにつながることがあります。雨水が傷んでいる天井裏に吹き込むことで、天井の傷み具合によっては天井の崩落のリスクもあるため、注意しなければいけません。

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台風で雨漏りしてしまった場合の対策法とは?

台風による突然の雨漏りは、どんな住宅にも起こりうるトラブルであると知っていただけたのではないでしょうか。では、そんな台風による雨漏りが実際に起きてしまった場合には、どのように対策をすればいいのでしょうか。突然のことに慌てて屋根に登ろうと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、台風の最中はとても危険です。判断を誤ると命の危険にもつながりますので、台風での雨漏りでは無理のない範囲で対策を行うようにしましょう。

雨漏り箇所の特定

まずは室内の雨漏り箇所を特定しましょう。雨漏りが室内側に出る場合、屋根付近の天井や壁、バルコニー付近の壁や床、バルコニーの階下などに雨漏り症状が発生しやすくなっています。また、屋根付近のクローゼットや押し入れなども見えにくい分雨漏り被害が浸透しやすい場所ですので、雨漏りが発生した場合はそうした場所も必ず確認するようにしましょう。冒頭で触れたように、この時に無理に屋上などに登って大元の雨漏り箇所の特定をしようとはしないでください。小雨程度でも屋根は非常に滑りやすく、プロの職人でも雨天時は作業を行いません。普段登り慣れていない方だと、台風中や雨が降る中の作業は大変危険ですので、台風中の雨漏りは室内でできることをするのが大切です。

家具・家電の避難

雨漏り箇所の特定ができたら、今度は雨漏り箇所付近にある家具・家電の避難を行いましょう。雨は大気中のホコリなどを含んでいる液体であるため、きれいなものではありません。そんな雨が家具に付着してしまうと、家具に茶色のシミが付いてしまったり、放置することでカビの原因につながることがあります。そのため、可能な限り家具は避難させましょう。大型家具で避難が難しいという場合には、ブルーシートや大き目なゴミ袋を広げてガムテープなどでつなぎ合わせて、家具の上にかけておくという方法もあります。家電は、雨漏り箇所に置いておくと故障する可能性が高いです。また、雨漏りが原因で見えない部分で漏電している可能性もあり、家電から火が出てしまうなどの危険もあります。雨漏りに気付いたら、家電のコンセントは抜き使わないようにするのが一番安全です。

バケツを置き雨水を受け止める

じわじわと天井や壁に広がるような雨漏りの場合、大元の原因を修理しない限りは止めることが難しいです。しかし、ポタポタと雨水が滴り落ちるような雨漏りの場合は、バケツを下に置き受け止めることで被害の拡大を最小限に抑えることができます。台風中の雨漏りは不安な部分も多いかと思いますが、まずは被害の拡大を目指して行動することが大切となってきます。バケツは様子を見ながら交換し、付近の床が濡れているなどの場合は早めに床をきれいに拭きましょう。雨漏りでの水垢はカビや床を腐らせる原因になりますので、放置せずすぐに対処することが大切です。

ブルーシートで被う

雨漏りが酷い場合、ブルーシートで雨漏り箇所を覆うという応急処置の方法もあります。屋内外からの方法がありますが、台風中に屋外に出るのは大変危険ですので、屋外からの応急処置を行う場合は必ず晴れている日を選んで、2名以上の体制で行うようにしましょう。室内側からは、ブルーシートをかける場所によっては脚立が必要になる高所作業になることもありますので、この場合も2名以上で行うことが望ましいです。ブルーシートは範囲が広い雨漏りに有効ですので、ブルーシートを雨漏り箇所にむけてかけ、ガムテープなどで一時的な補強を行いましょう。ブルーシートの場所の中に溜まってしまった水は行き場を失ってしまうため、バケツなどに流し込む構造にしておくと安全です。詳しい方法については以下の記事で解説をしておりますので、是非参考にしてみてくださいね。

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プロの業者に修理依頼をする

ここまで完了したら、あとはプロの業者に修理を依頼しましょう。また、屋根などの高所にブルーシートがけなどは、応急処置として業者側が対応してくれることもありますので、難しい作業は慣れない作業は避けて初めから業者にお願いしてしまうというのもひとつの方法です。雨漏り依頼は、屋根や外壁工事ができる業者に依頼することで、業者による施工不良を防ぐことができます。台風が発生した地域で被害が大きい住宅は、悪徳業者の詐欺に利用されてしまうこともありますので、不審な業者には注意しましょう。

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台風で雨漏りした場合は、その場でできる限りの応急処置を施した後に、プロの業者に連絡することが大切です。しかし、初めて業者を呼ぶという方にとっては、「どんな業者を呼べばいいのか」不安がありますよね。近年は雨漏り修理業者を装った悪徳業者も増えているため、初見の業者は特に慎重に依頼する必要があります。そこでここでは、台風で雨漏りした場合の修理業者の選び方について解説していきます。

依頼したい業者が地域に対応しているかどうかは、とても重要です。特に台風の被害が出ている場合は、台風が通り過ぎた後でも交通機関や道路状況に乱れが生じることがあります。遠方の業者だとすぐに来ることができなかったり、また出張費用が遠い分多くかかる可能性があります。そのため業者を探す際には、必ず地域に対応しているか、すぐに駆けつけることができる距離に営業所があるか確認をするようにしましょう。

次に見ていただきたいのが、業者のHPです。今は多くの業者がHPを持っており、その中には業者の大切な情報が載せられています。業者のHPで確認していただきたいのが、業者の住所や電話番号、代表者氏名です。この3つが確認できないと、万が一トラブルが発生した際にどこの誰に連絡をすべきか分からなくなってしまうため、必ず確認をしておきたいところです。その他には、業者の作業実績やブログなども見ておくと、業者がどのような活動をしているのか、活動が実際に行われているのかなどを事前に把握することができます。悪徳業者はHPだけを構えていることが多く、住所や電話番号などの会社に関する記載がない、もしくはデタラメであることが多いです。そのため、少し手間にはなりますが依頼する前に業者のHPをしっかりと確認しておくことで、怪しい業者を避けることができます。

近年は雨漏り修理の口コミサイトも多く、気になる業者の口コミを簡単に知ることができます。口コミはあくまで依頼主の感想のひとつで、厳格な判断基準が求められているものではありません。評価をあげたいと考えている業者による偽りの口コミも紛れている可能性があります。そのため口コミだけを信頼しすぎてしまうのは危険ですが、業者のいい点や悪い点含めて参考程度にするにはピッタリです。あまりにも評価が悪い業者は避けることができますし、依頼する前に業者の評価を知ることができるのは、口コミサイトを見るメリットでもあります。

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雨漏り修理は、簡単に安く済む場合あれば、屋根の張り替えが必要なほど重大な被害に発展している場合もあります。特に雨漏り被害が深刻な場合は、見積もり費用も大きくなりがちですので、急いでるとはいえ慎重な判断が必要です。とはいっても、修理費用の相場をひとつの見積もりから判断するのは難しい部分があります。そのため、台風の被害で急いでいる場合であっても、最低2社、できれば3社に相見積もりを依頼して費用の相場を確認したうえで業者を選定するようにしましょう。相見積もりを行うと、修理費用の相場が分かるだけではなく、業者の対応の違いや怪しい業者を判断することができるようになるため、可能な限りは相見積もりを実施するようにしてみてくださいね。

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突然の雨漏りを防ぐために

台風が多くなるこれからの季節、なんとか雨漏りを未然に防ぎたいと考えている方は多いはずです。しかし、しっかりと正しく対策を行うことで突然の雨漏りを防ぐことができ、また万が一雨漏りが発生しても被害を最小限に食い止めることができます。最後に、雨漏りを防ぐための方法について解説をしていきます。是非参考にしてみてくださいね。

適切な時期にメンテナンスを行う

一番大切なことは、住宅のメンテナンスを行うことです。具体的な雨漏り対策のメンテナンス箇所としては、

・屋根
・雨樋
・外壁
・バルコニー

の4つが挙げられます。それぞれ10年~15年単位でのメンテナンスが推奨されているため、今特に大きな問題がないという住宅でも、先を見越したメンテナンス計画を立てておきましょう。また高所作業においては足場代がかかるため、屋根や雨樋、外壁の高所作業を伴うメンテナンスは一度に済ませてしまうことで費用面でお得になります。

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劣化症状は放置しない

屋根は普段目につかない場所にあるため、劣化しているかどうかの判断は難しいものですが、雨樋や外壁、バルコニーは劣化症状を目で見て確認することができます。雨樋の場合は破損など、外壁ではチョーキングやクラックと呼ばれる代表的な劣化サインがないか、バルコニーの場合はひび割れや色褪せ、水はけの悪さで劣化を確認することができます。劣化症状が出ていても問題ないという住宅も多いですが、台風によって一気に症状が悪化し雨漏りにつながることは十分予測できます。そのため、各設備の劣化症状に気付いたらすぐにプロの業者に修理依頼をしましょう。

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まとめ

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