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雨樋の塗装で外観にアクセントを! 雨樋を魅せる配色のコツをご紹介!

お役立ちコラム

雨樋はこれまで「外壁に出てくる邪魔になるもの」と思われがちで、なるべく雨樋を目立たなくさせるための塗装が行われるのが一般的でした。しかし近年は、雨樋の色をアクセントカラーとして利用した外観デザインが人気で、外壁塗装の際に雨樋の塗装も一緒に行う方が増えています。では、雨樋をお洒落にするための塗装や配色のコツには、いったいどのようなものがあるのでしょうか。今回は、雨樋の基本的な役割を解説しつつ、塗装で雨樋をお洒落に魅せるコツについてご紹介していきます。

雨樋の役割について、みなさんはご存じでしょうか。普段意識することがないものですが、建物の安全を守るためには雨樋はとても大切です。また雨樋は塗装で見栄えをよくするだけではなく、定期的にメンテナンスをする必要があるため、ここではまずは雨樋の役割について学んでいきましょう。

雨樋は、雨水が建物に侵入するのを防ぐ役割があります。雨樋があることで、雨水が排水ルートを確保することができ、雨樋に沿って雨水が排水されていきます。しかし雨樋が上手く機能していない場合、屋根や外壁を沿って窓枠や劣化部分などから建物内に雨水が入り込んでしまったり、雨水が建物の凹んでいる部分などに溜まってしまう原因になります。

雨樋が機能していない場合、雨水が外壁を伝ってそのまま地盤面に落ちていきます。一見問題ないようにも思えますが、雨水が直接外壁に流れ込む状態を放置していると、住宅周辺の地盤の浸食や沈下につながってしまうのです。外壁を伝う雨水は一定の場所に雨水が常に流れ込むことになるため、地盤を傷めてしまうのです。雨樋があることによって、雨水の排水ルートを確保して適切な場所に排水することができるため、地盤の侵食や沈下を防ぐことができます。

雨樋は雨水の排水ルートを確保するだけではなく、設計上雨水が雨樋に自然に集まるような傾斜をつけているため、建物にかかった雨水を集める役割もあります。雨樋があることで雨の際にも、屋根やベランダから落ちる雨の量は最小限にすることができ、雨樋は雨水を集めながら適切な場所に排水を促してくれます。先ほど例にあげたような地盤の浸食や沈下を防ぐことはもちろん、バルコニーや庭などへの負担も押さえることができます。

屋根塗装や外壁塗装は、住宅のメンテナンスでも雨漏り予防や劣化防止の役割があるため、とても重要です。一方で雨樋の塗装は必須なわけではありません。また雨樋のトラブルは塗装で改善することができないため、雨樋のトラブルが発生したら雨樋の修理もしくは交換作業が必要となります。ここまでの話を聞くと「雨樋を塗装するのは無駄ではないのか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、雨樋の塗装にはきちんとメリット面もあります。そこでここでは、雨樋の塗装をするメリットについてもお話をしていきます。

雨樋の塗装をするメリットは、雨樋の表面をサビや剥がれなどの劣化から守ることができ、耐久性を保つことができるという点です。雨樋の塗装自体は必須ではありませんが、外壁のメンテナンスなどと一緒に塗装をしておくことで、雨樋の破損や雨漏り被害から住宅を守ることができます。

雨樋の塗装のメンテナンスを行っていると、艶感を維持したり色あせを修復できるため、住宅全体の美観を保つことができます。特に外壁塗装のメンテナンス後でよくある失敗が、「雨樋がそのままだから浮いて見えてしまう」というものです。外壁をきれいにメンテナンスしても、雨樋の塗装が古くなっていることで、雨樋が浮いて見えてしまったり古い印象を与えてしまうことがあります。住宅の外観をきれいにしたい、美観を維持したいという方は、雨樋の塗装も一緒に行うのがオススメです。

「定期的に雨樋の塗装をしている方がメンテナンス費用が掛かるのではないか」と思われた方も多いかと思いますが、実際には定期的に雨樋の塗装を行うことで、雨樋の劣化を遅らせて寿命を長くすることが可能です。雨樋の寿命が長くなるということは、雨樋の劣化に伴う交換費用などが減り、トータルで見た修理・交換の回数を減らすことができます。雨樋の劣化を遅らせる塗装を定期的にしていくことで、出費を減らすことができるのです。

雨樋の塗装を行うメリットを知っていただくことができたところで、さっそく本題の塗装で雨樋をお洒落に魅せるコツについて、ご紹介していこうと思います。せっかくお金をかけて雨樋の塗装を行うわけですから、やはりお洒落に仕上げたいですよね。雨樋は隠すだけではもったいないです。せっかくなら外観の一部のデザインとして楽しむのもオススメです。雨樋の色選びや配色にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

雨樋は目立たないような配色を勧められがちですが、逆に派手な色にすることで外観に個性やメリハリをだすことができます。例えば外壁が黒色で統一されているような外観だと、同系色の目立たない黒色の雨樋を選ぶのが一般的ですよね。しかしここで、あえて赤色や黄色などの派手な色を選ぶことで、外壁に個性を出すことができます。また雨樋の色をアクセントカラーとして使うことで、外壁が単調になるのを防ぎメリハリを出すことも可能です。もちろん外壁に溶け込む雨樋の色も素敵ですが、単調なデザインに飽きてしまった方や個性を出したい方などには、あえて派手な色の雨樋にする手法もオススメですよ。

派手過ぎる雨樋は苦手だけど外壁にメリハリを出したい、控えめにイメージを変えたい、という方にオススメなのが外壁の色とワントーン違いをつける色の選び方です。例えば外壁が黒色の場合は、ワントーン下げた灰色に近い色味を選ぶことで、同系色にまとめつつ雨樋の色に変化をつけることで控えめなメリハリをつけることができます。同系色でまとめることで外壁のイメージ全体を崩すこともなく統一感もでるため、オススメです。

屋根や軒天と雨樋を同じ色にすることで、ぼやけがちな外壁のラインがハッキリします。また外壁を縁取るような雨樋の配色が、単調になりやすい外壁にメリハリをつけてくれます。特に淡い色の外壁にしている方は、外壁や軒天と同じ色にすることで、外壁のラインがより明確になります。淡い色の外壁にメリハリをつけたい方や、淡い色の外壁に挑戦したいけれど外観がぼやけてしまうのが嫌だという方は、雨樋を屋根や軒天と同じ色にするとお洒落にまとまりますよ。

雨樋の塗装をお洒落にする配色について解説をしてきましたが、塗装は自分の住宅の外壁デザインに合うかどうかを慎重に見極める必要があり、また失敗しないためにはいくつか注意しなければいけないことがあります。そこで最後に、雨樋の塗装で失敗しないために、雨樋の塗装で注意するべきことについて詳しく解説をしていきます。

住宅の外観のデザインを決める時には、ある程度テイストを揃えて色味や外壁材を決めた方が多いかと思います。例えば和風テイストや北欧テイストなど、外観のデザインを統一するためにひとつのテイストを決めているかと思います。特にテイストなどを意識しなかったという方も、シンプル系の外観なのかツートンカラーや素材を使用したアクセントのある外観なのかなど、それぞれに違いがあるかと思います。そのため、配色の例だけを参考にしてしまうと、既存デザインとのミスマッチが起きてしまう可能性があります。雨樋だけ浮いてしまうなんてこともあり得ます。そのため、外観全体のデザインやテイストを見て、雨樋の色を決めるようにしましょう。イメージを大きく変えたい場合は、外壁材の交換や再塗装、雨樋や建具のサッシ、軒天の交換などが必要になることもあります。

屋根塗装や外壁塗装でも注意点としてあがるのが、塗料の色がイメージしているものと合っているかどうかです。というのも、塗料の色を決める際に見るカラーサンプル表の色だけで決めてしまうと、実際に施工した際に施工面積が大きいことから目の錯覚や光の反射で、カラーサンプルの色と違って見えることがあるのです。この現象は、塗装面積が大きい屋根や外壁でよく起きる失敗例ですが、雨樋も例外ではありません。雨樋も施工面積が広いため、カラーサンプルだけで決めてしまうのではなく、業者の意見を聞いて見たり、イメージしている実際の施工写真を業者に見せて色を選んでもらうなどすると失敗を防ぐことができます。

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