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外構塗装のメンテナンスを実施したい! 門柱・門袖・袖壁の塗装の注意点とは?

お役立ちコラム

これからの時期、屋根や外壁塗装のご依頼がとても増えてきます。梅雨前に住宅のメンテナンスを済ませたい、と考えている方は多いです。そんな住宅のメンテナンスが行われることの多い今の時期ですが、ぜひ機会があれば行っていただきたいのが、『外構』の同時メンテナンスです。住宅の外構は、塗装以外にもタイルや既製品のフェンスを設置する方も多いですが、最近では住宅の雰囲気に合わせた塗装をする方も増えています。住宅の外構は外観にも大きな影響を与えるため、できればきれいにしておきたい場所ですよね。そこで今回は、外構塗装のメンテナンスについてや、各塗装箇所の注意点について解説をしていきます。住宅のメンテナンスを検討している方は、参考にしてみてくださいね。

外構という言葉が聞きなれない方も多いかもしれません。外構とは、住宅敷地内にある庭の造園や植栽、舗装、門やフェンス、照明、テラスやデッキなどの屋外スペースを含めて外構と呼びます。そのため、外構と一括りにしてしまうとさまざまなものを含みますが、今回お話をする塗装が必要になる外構は主に『門柱・門袖・袖壁』の3つです。門柱・門袖・袖壁は似ている言葉ではあるものの、少し違った意味を持つ言葉ですので、まずは門柱・門袖・袖壁について一緒に確認をしていきましょう。

門柱と聞くと、構造的な柱を想像される方も多いですが、外構として使われる門柱の意味としては住宅の左右どちらかに建てられた独立した柱のことをいいます。幅は外構デザインによってもさまざまですが、基本的にはデザイン性を重視した柱であるため細めのスッキリしたデザインが多いです。最近ではインターホンや表札、郵便受けを設置できるような門柱も製品化されています。

門柱と混同しやすい門袖ですが、門袖は基本的には住宅の左右片側もしくは両方に設置される、独立した壁のことを言います。門袖はインターホンや表札、郵便受けを設置する目的で建てられているため幅が広めの壁であることが多く、門柱と比べて存在感があるのが特徴です。塗装だけではなく、レンガや鉄製のものでアクセントとして門袖を設置する方も多いです。

袖壁は住宅のプライバシーを守るためや、防犯目的のために設置される壁のことで、部分的な設置をする方もいれば住宅敷地をぐるっと囲んで塀のようにして設置する方もいます。門袖よりも広い面積に設置されることが多いですが、業者によっては門袖と袖壁を一緒にして門袖壁と呼ぶこともあります。袖壁は門袖の役割を果たしつつ自宅の敷地を守りたい、という方に向いている外構建築です。

門柱・門袖・袖壁について知っていただくことができたかと思います。しかし、それぞれの外構になぜ塗装などのメンテナンスが必要なのか、疑問に感じている方もいるかと思います。住宅の屋根や外壁のように直接的な雨漏りなどにもつながりませんし、外構にメンテナンスは不要ではないかと思うのは普通のことです。しかし外構のメンテナンスは定期的に行っていく必要がある重要な建築設備ですので、ここでは外構のメンテナンスや塗装の重要性について詳しく解説をしていきます。

冒頭でも触れたように、外構は住宅の外観に大きな影響を与える存在です。特に門柱・門袖・袖壁は住宅の顔とも呼べる存在で、遠くからでも目立ちます。そのためいくら住宅のメンテナンスを行っていても、外構塗装などのメンテナンスを怠ってしまうと、住宅全体が古びた印象になってしまうのです。外観を美しく保つためには、塗装などのメンテナンスをしっかり行い、きれいな状態を維持することが大切です。

屋根や外壁などの色や素材に合わせて外構を計画している場合は、屋根や外壁のメンテナンスと同時に外構も行わないと、外構部分だけが浮いた印象になってしまうことがあります。住宅全体をきれいにみせるためには、部分的なメンテナンスではなく全体のメンテナンスを行い、住宅の外観のバランスをとる必要があります。

外構は、外壁と同様に汚れが蓄積していきます。塗料の性能がいい状態であれば掃除をして簡単に落とせた汚れでも、経年劣化が進むと自分で掃除をするだけではきれいにならなかったり、カビやコケが生えてしまうこともあります。特に門柱の場合、外壁に近い場所に設置されていることが多いため、汚れが外壁に移ってしまうこともあるのです。汚れの拡大を防ぐためには、外構も性能を維持するための定期的なメンテナンスが必要になります。

外構は、定期的なメンテンナスで劣化症状を修理しておかないと、地震などの自然災害で倒壊するリスクが高まります。塗装などのメンテナンスを行う際には、業者は必ず外構の劣化状況を確認し、必要があれば修理を行うため、定期的なメンテナンスの実施は安全面でも重要な役割を担っているのです。

外構塗装のメンテナンスは、見た目だけではなく機能性、安全性の面でも実施することが大切だと、知っていただくことができたのではないでしょうか。では実際に、外構塗装のメンテナンスはいつを目安に行えばいいのでしょうか。ここでは、外構塗装の適切なメンテンナス時期について一緒に見ていきましょう。

塗料そのものは、10年~15年程度の耐用年数となるため、10年~15年に一度を目安に塗装メンテナンスを行うと安心です。屋根や外壁も10年~15年に一度の塗装が推奨されているため、外構単体で行うよりは屋根と外壁の同時メンテナンスがオススメです。同じ塗料を使う場合は一度に行った方が外観がきれいに整いやすく、また屋根や外壁では足場を使用するため同時に塗装することで足場代の節約ができます。

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外構は見た目だけではなく、機能性や安全性についても定期的に確認しておく必要があります。塗料の寿命だけを考えると10年~15年に一度のメンテナンスさえすればいいようにも思えますが、劣化は日々起こるものであるため、年に一度程度はプロの業者による点検を実施しておくとより安心です。この際も、屋根や外壁と同時に定期点検をしておくと一度に住宅の点検をすることができ、次回の点検やメンテナンスのスケジュールを計画しやすくなります。

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ここまでで外構のメンテナンスの重要性や、メンテナンス・点検の適切な時期について知っていただくことができたかと思います。ぜひ今後のメンテナンス計画の参考にしてみてくださいね。門柱・門袖・袖壁はメンテナンスが必要な外構ではあるものの、それぞれ違った特徴があります。そこで最後に、それぞれの塗装メンテナンスで気を付ける点について詳しく解説をして終わります。

門柱は細くスタイリッシュな外観のものが多いため、アクセントカラーとして外壁と違った色合いにする方も多いです。ただし、あまりにも外壁との色味が一致しない場合は、門柱だけが浮いて見えてしまうことがあります。そのため、アクセントカラーを採用する場合には住宅全体の色合いを見てぶつかり合わない色か、またアクセントカラーとして浮きすぎていないかを確認するようにしましょう。

門袖はサイズも住宅によって違うため、例え同じ塗料を使用していても違った見え方になることがあります。そのため、外壁との色のバランスを見ながら、大きめのサンプルなどを使用して理想の色の塗料を選べているか確認をしましょう。

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袖壁は門柱・門袖と比べて、とても存在感のある外構設備です。そのため、外壁とかけ離れたアクセントカラーを使ってしまうことで、デザインの不一致を感じてしまうことがあるため注意が必要です。住宅のデザインを目立たせるために袖壁は控えめな色や外壁と同色系にすると、色の失敗を防ぐことができます。また艶感などにも注意が必要です。外壁がマット仕上げの場合は、艶がありすぎる仕上げにしてしまうと、色が浮いて見えてしまうことがあります。できれば外壁と艶感を揃えることで、袖壁の外構としての統一感を出すことができます。

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