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外壁の高圧洗浄を自分でやるとトラブルになる? 高圧洗浄の注意点とは?

お役立ちコラム

更新日:2025/03/06

花粉や大気中のホコリやチリが外壁に付着して、外壁の汚れが気になり始めた・・・そんな方も多いかと思います。外壁の汚れを落とす方法としては高圧洗浄が一般的ですが、近年はホームセンターやインターネット通販でも家庭用高圧洗浄機が手軽に買えるようになり、「業者に頼むより自分でやった方が安いから」といった理由でご自分で外壁洗浄をされる方も多いです。しかし知識がないまま外壁の高圧洗浄を行ってしまうと、さまざまなトラブルが発生する可能性があるということを、ご存じの方は少ないです。そこで今回は、意外と見落とされがちな高圧洗浄のトラブルや注意点について、詳しく解説をしていきます。

「外壁を高圧洗浄で洗ったくらいで、なんでトラブルが起きるの?」と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。たかだか水をかけたくらいで、と思ってしまいますよね。しかし高圧洗浄は、気を付けて使わないと非常に危険なものでもあります。ここでは、そんな高圧洗浄によって発生する可能性のあるトラブルについて解説をしていきます。

高圧洗浄を一定の時間でまんべんなく外壁にかけていく、というのは実は意外にもコツがいります。そのため慣れない方がいきなり高圧洗浄機を使って外壁の洗浄をしてしまうと、汚れが落ち切れていないところがムラになってしまう可能性があるのです。特に雨だれ跡などを落とそうとして、その部分だけ辺に色が明るくなってしまう、または雨だれ跡などの汚れが落としきれずに目立ってしまうなんてことも考えられます。

サイディング外壁などを使用されている方は、一定間隔で目地にように外壁にコーキングが打たれているかと思います。このコーキングはゴムでできているため、触ると弾力があり柔らかいのが特徴です。コーキングは雨水の侵入などから外壁を守る役割もある重要な外壁部材のひとつですが、コーキングに向けて強い圧力で高圧洗浄をかけてしまうと、柔らかい部材であるコーキングが傷んでしまったり破損してしまう可能性があります。コーキングの破損に気付かなかった場合は、そこから雨漏りなどにもつながるリスクがあり、とても危険です。

外壁に沿って雨樋が設置されているかと思いますが、間違えて雨樋に強い圧力で高圧洗浄をかけてしまった場合、最悪のケースだと雨樋が破損してしまう可能性があります。雨樋が破損すると適切な場所に雨水が流れなくなってしまい、外壁が傷む原因になったり、地面が雨水の刺激により削られてしまう原因となるため注意が必要です。

キッチンの換気口や、建物の通気口などに水を直接かけてしまった場合、そこから室内に向かって水が逆流してしまう可能性があります。例えばキッチンで揚げ物などをしていたらとても危険ですし、建物の通気口から水が入り込むことで建物内部の木材の腐敗やカビの原因につながることもあります。また、窓の閉め忘れなどで大量の水が部屋の中に入り込んでしまうなんてトラブルも実際にはあります。洗浄中はすぐには気付かない場合も多いため、建物に大きな負担をかけることになってしまいます。

高圧洗浄を外壁にかけることで、水が周辺に飛び散り、近隣の敷地内や建物にかかってしまうことで近隣トラブルに発展する可能性もあります。少し水がかかった程度であれば問題ないこともあるかもしれませんが、高圧洗浄の強い圧力の水が直接隣家にかかることで、外壁や建物部材の破損につながるリスクもあります。実際に起きてしまったら、弁償などの費用も発生しますし、ご近所づきあいも考えるとできれば避けたいトラブルですよね。

外壁にはインターホン、屋外コンセント、ブレーカーのボックス、給湯器のリモコンユニットなど、さまざまな電気設備が取り付けられています。これらの設備は基本的に防水仕様になっていますが、高圧洗浄の強い水流を直接当てると、内部に水が入り込んで故障や漏電の原因になることがあります。特に、パッキンが劣化している場合や、カバーが緩んでいると、防水性能が低下している可能性が高く危険です。また、エアコンの室外機にも注意が必要です。エアコンの室外機には放熱フィンやファンがあり、ここに水圧の強い水を当てると、フィンが変形したり、モーターに水が入り込んで動作不良を引き起こすことがあります。さらに、電気系統に水が浸入すると、ショートや漏電につながり、最悪の場合は火災のリスクも考えられます。

ここまでで、外壁の高圧洗浄を行うことで起こるリスクについて知っていただくことができたかと思います。しかし一方で、「外壁を高圧洗浄することでトラブルが起きるなら、外壁の汚れくらい放置したっていいか」と思われた方も多いかと思います。実際には無理に外壁洗浄を行うことはオススメしませんが、外壁の汚れをそのままにしてしまうことも外壁にとってはいいことではありません。そこでここでは、外壁の汚れをそのまま放置してしまうことがどんなリスクを招くのかについても、詳しく解説をしていきます。

外壁に付着する汚れには、砂ぼこりや排気ガス、花粉、雨だれ、鳥のフンなど、さまざまな種類があります。これらの汚れの中には、酸性の成分を含むものもあり、長期間放置すると外壁の塗装や素材を少しずつ浸食してしまいます。特に、酸性雨が降る地域では、雨とともに流れた汚れが外壁にしみ込み、塗膜を劣化させるスピードが速まります。また、紫外線の影響も無視できません。汚れによって外壁の防水機能が低下すると、表面の塗膜が剥がれやすくなり、直射日光を受け続けることで外壁のひび割れが加速します。一度ひびが入ると、そこから雨水が侵入し、建物内部の劣化につながるため、早めの対応が求められます。

外壁に汚れが溜まると、カビや苔、藻が発生しやすくなります。特に、湿気の多い地域や、北側の壁のように日光が当たりにくい場所では、こうした微生物の繁殖が進みやすくなります。カビや苔は、外壁の塗膜に根を張りながら成長するため、外壁材の表面を傷めるだけでなく、素材の奥深くにまで浸透することがあります。こうなると、単なる清掃では落としきれず、専門の洗浄剤やリフォームが必要になるケースも少なくありません。また、カビの胞子が風に乗って室内に入り込むと、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性もあります。特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、健康被害を防ぐためにも外壁の定期的なメンテナンスが重要です。

外壁にひび割れが発生すると、その隙間から雨水が侵入し、内部の木材や断熱材を傷める恐れがあります。しかし、汚れが付着していると、こうしたひび割れの発生に気づきにくくなることが問題です。汚れがカモフラージュのような役割を果たしてしまい、目視では劣化の進行が判断しづらくなります。特に、シーリング(コーキング)部分の劣化は要注意です。外壁の継ぎ目を埋めるシーリング材が劣化すると、そこから水が入り込み、建物の構造自体を脆くする原因になります。これを放置すると、最終的には雨漏りにつながり、室内の壁紙のシミやカビの発生、さらには天井からの水滴落下といった深刻な被害を引き起こします。こうした問題を防ぐためには、外壁の定期的なチェックと清掃が不可欠です。汚れを落とすことで、ひび割れや劣化箇所を早期に発見し、修繕を行うことができるようになります。

外壁が汚れていると、家全体が古びた印象になり、外観の美しさが損なわれます。これが単なる見た目の問題だけであればまだ良いのですが、不動産の資産価値にも影響を与えることになります。例えば、家を売却しようとしたとき、外壁が汚れていたり劣化していたりすると、購入希望者に「管理が行き届いていない家」という印象を与えかねません。外壁の劣化が見た目に現れていると、「この家は修繕が必要だな」と思われ、結果として査定額が下がることもあります。また、賃貸物件の場合でも、外壁が汚れていると入居希望者が敬遠し、空室期間が長引くリスクが高まります。定期的に清掃を行い、外壁の美観を維持することで、資産価値を保つことができるのです。

外壁は、家を風雨や紫外線から守る役割を担っています。しかし、汚れを放置することで塗膜が劣化し、防水性能が低下すると、外壁だけでなく建物全体の耐久性が損なわれてしまいます。特に、木造住宅では、雨水が外壁内部に侵入すると、柱や梁などの構造部分が腐食しやすくなります。これは、シロアリの被害を招く原因にもなり、最悪の場合は建物の強度が著しく低下することもあります。鉄筋コンクリート造の建物でも、外壁のひび割れから雨水が侵入すると、内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートの破損を引き起こすことがあります。このように、外壁の汚れを放置することは、単なる見た目の問題にとどまらず、住宅の寿命そのものを縮める要因になり得るのです。定期的な清掃と適切なメンテナンスを行うことで、住まいを長持ちさせることができます。

慣れない方が外壁の高圧洗浄を行うことで、さまざまなトラブルが発生する可能性があるということを、知っていただくことができたかと思います。しかし、手元に既に高圧洗浄機がある場合は、やはり自分でなんとか外壁の高圧洗浄を行いたいと考えている方も多いかと思います。そこでここでは、外壁の高圧洗浄を自分で行う際の注意点について解説していきます。

汚れのついてしまっている高さによっては難しいこともありますが、手の届く範囲で落とせる汚れは先に落としておくのがおすすめです。「どうせ高圧洗浄をかけるから」と放置したままにしてしまうと、先ほどお話したような外壁の汚れムラにつながる可能性があります。雨だれ跡はすべてに対処することが難しいこともありますが、カビやコケなどは建物の足元部分に発生することが多いため、手の届く場所の汚れは先に落としておくようにしましょう。

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こちらも手が届く範囲となりますが、もし可能であれば換気扇や通気口の養生を行っておくと安心です。養生はマスキングテープとブルーシート、なければゴミ袋などでも十分です。水が入り込まないように隙間をしっかり埋め、また高圧洗浄の強さにも耐えられるよう少し多めにマスキングテープで固定をしておくようにしましょう。

窓の養生は高所作業になることも多く、難しいです。そのため、1階部分などで可能であれば養生を行い、難しい場合は窓の鍵をしっかりかけて戸締りをしましょう。鍵をかけることでより窓の隙間をなくすことができるため、ただ閉めるよりも鍵をかけるまですることをオススメします。

万が一の際に備えて、近隣住民に高圧洗浄を行う旨を事前に伝えておくようにすると安心です。具体的に作業を行う時間なども伝えておくと、相手にも丁寧な印象を与えることができますし、万が一トラブルが発生した際にも事前に知らせていたかそうでないかで相手の印象も随分変わります。

高圧洗浄は強い圧力がかかった水が外壁に当たるため、騒音ともとれる音が発生します。そのため、近隣住民の迷惑にならない時間帯で作業時間を決めておくようにしましょう。自分だけの都合で早朝や深夜などに行うことは避け、常識的な時間の範囲で行うようにしましょう。また先ほどもお伝えしたように、決めた作業時間を近隣住民に伝えておくことが近隣トラブルの予防にもつながります。

自分で外壁の高圧洗浄を行う際の注意点について書いてきましたが、結構大変だと感じた方も多いのではないでしょうか。養生や挨拶回りなど、普段していないことを行うというのは、なかなか負担に感じるものです。しかしプロの業者に依頼してしまえば、こうした面倒も全てプロの業者が代わりにやってくれるため、お悩みの方はプロの業者に依頼してしまうのが一番です。最後に、自分でやるかプロの業者にお願いするか悩んでいるという方に向けて、プロの業者に外壁の高圧洗浄を依頼することで得られるメリットについて解説して終わります。

プロの業者は外壁の高圧洗浄に慣れていますので、ムラなくしっかりときれいに仕上げてくれます。外壁の汚れをきれいに落とすだけでも、随分見栄えは変わります。そのため、きれいな外壁にしたい、汚れをしっかり落としたいという方はプロの業者に依頼するようにしましょう。

先ほどもお伝えをしたように、自分で行うと養生や挨拶回りなど面倒なことが多くても、プロの業者に依頼することですべてを任せることができるのもメリットと言えます。近年はご近所同士のつながりがあまりなくて挨拶に行くのも気が引ける、なんて方も多く見受けられますが、プロの業者が間にたつことでこうした不安も感じる必要がなくなります。万が一トラブルが起きてしまった場合でも、業者が窓口となり対応するため安心です。

自分で外壁の高圧洗浄を行う際にはなかなか気付けない外壁の劣化症状なども、プロの業者は外壁の正確な状態を確認しながら作業を進めるため、万が一補修が必要な箇所を見つけた場合でもすぐに対応してもらうことができます。外壁が劣化している状態で高圧洗浄をかけてしまうと、余計に外壁が傷む原因となります。こうしたリスクも、プロの業者に依頼することで避けることができ、外壁の状態もしっかりと確認してもらえるため安心です。

プロの業者に依頼することで、外壁の高圧洗浄だけではなく、その他に必要な外壁塗装や修繕などといったメンテナンスも継続して依頼することができます。もちろん業者を使い分けてメンテナンスを依頼するのもひとつの方法ではありますが、継続して同じ業者が洗浄からメンテナンスを見ることで、外壁の状況を把握しやすく適切なタイミングでメンテナンスの実施をすることができます。洗浄はこの業者、修理はこの業者、塗装はこの業者・・・と分けることで業者の得意分野に応じて依頼することもできる一方で、それぞれの業者が修繕個所や塗装の状況を把握するのが難しくなるため、可能であれば同じ業者に継続してメンテナンスを依頼するようにすると手間もなく安心です。

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