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ベランダ防水シートの補修方法! DIYでの注意ポイントも解説!

お役立ちコラム

更新日:2024/07/24

日本各地では、35度を超える日も増えてきましたね。小さいお子さんや、ワンちゃんネコちゃんなどのペットがいるご家庭では、熱中対策のひとつとして自宅ベランダでプールや水遊びを行うという方も多いのではないでしょうか。また広いベランダをお使いの方は、これからの夏休みやお盆シーズンに向けて、ベランダでバーベキューなどのイベントを計画されている方も多いかと思います。そのため、DIYでベランダをきれいにしておきたいと考えている方もいらっしゃいますよね。今回はそんなベランダの防水シートを補修したい方に向けて、防水シートの補修すべきタイミングとその方法を詳しく解説していきます。是非参考にしてみてくださいね。

防水シートを補修すべきタイミングとは?

ベランダに施工されている防水工事には、「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」の4種類が存在します。そのうち、床部分がシート状になっているのがシート防水です。シート防水は形が複雑ではなく、比較的広い面積のバルコニーやベランダに使われることが多く、戸建てからマンションまでさまざまな場面で需要があります。今回はそんなシート防水に焦点を当て、詳しく解説をしていきます。

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防水工事の工法は4種類! それぞれのメリット・デメリットは?
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トップコートの補修は5年に一度

一般的に防水工事のメンテナンスは10年~15年に一度と言われておりますが、防水層の上にある私たちが普段踏んでいるトップコート部分においては、5年に一度の補修が推奨されています。劣化や摩耗により、気付きにくいこともありますがトップコートは確実に性能が低下しています。性能が低下したトップコートはやがて剥がれてしまったり、ひび割れの原因となり、悪化すると下部の防水層に悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、見た目に大きなトラブルを抱えていなくても、前回のメンテナンスから5年経過したタイミングでトップコートの補修をするようにしましょう。

バルコニーに劣化症状がある

バルコニーの劣化症状としては、「ひび割れ」「膨れ」「剥がれ」「床面の変色」があげられます。これらの症状は、バルコニーの明らかな劣化症状ですので、これらの症状を確認したら補修が必要なタイミングとなります。その他に雨の後になかなか水が排水されない、床面に水たまりができやすい、コケが発生しているなども、バルコニーの防水面の機能が低下している重要なサインとなります。

ベランダの防水シートをDIYで補修する方法とは?

ベランダの防水シートを補修するべきタイミングについて、知っていただくことができたかと思います。それでは、実際にバルコニーの防水シートに補修が必要になった場合は、どのように補修をしていけばいいのでしょうか。ここでは、DIYでも対応できる防水シートの補修方法について詳しく解説をしていきます。是非参考にしてみてくださいね。

パッチ処理で新しいシートをかぶせる

シート防水の場合は、部分的なシートの劣化であれば劣化しているシートを取り除いて、新しいシートを貼り付ける「パッチ処理」という補修方法を使うことができます。貼り付けたいシート部分をまずはしっかり洗浄し、汚れやコケなどが残らないようにしましょう。固いブラシで強くこすってしまうと、シート防水の場合はシート部分を傷める原因となりますので、毛先が丸まっている柔らかいブラシやスポンジで優しくこすって汚れを落とすようにしてください。洗浄が完了したら、劣化した部分のシートを切り取ります。その後にプライマーを塗布し、その上から切り取った既存シートよりも一回り大きめな新しいシートを貼り付けて接着していきます。これで作業は完了です。もし隙間が発生してしまうようであれば、コーキング材で隙間を補填するようにしましょう。

補修シートをかぶせて広範囲をカバーする

防水シートの上から使える補修シートは、広範囲の劣化や立ち上がり部分など補修が難しい場所にも簡単に貼り付けることができ、誰でも手軽に防水シートの補修をすることができます。補修シートを使う場合も同様に、使いたい場所を念入りに掃除します。ひび割れなどがある場合は、先にコーキング材を補填しておくと安心です。コーキング材を先に使用した場合には指定の乾燥時間を設け、その後に補修シートを使うようにしましょう。補修シートはシート状になっているため、必要な大きさよりも一回り大きいくらいにカットして貼り付けます。補修シートは裏面が粘着面になっているものを選ぶと、プライマーの工程を省いてそのまま接着することができるため便利です。しかし立ち上がり部分などはカーブがあるため、可能であればドライヤーなどを使用して熱を加えながらゆっくりと密着させるように貼り付けることで、既存部分との密着度が上がります。これで補修シートの貼り付けは完了ですが、シート部分の密着が気になるようであれば、シート全周や必要な個所をコーキング材で補填すると隙間をしっかりと埋めることができます。

ベランダの防水シートのDIYができないケースとは?

ここまでで、ベランダの防水シートのDIYについて具体的な方法を踏まえて解説をしてきました。DIYに慣れている方であれば、「自分でもできそう」と感じた方もいらっしゃるかと思います。しかし一方で、ベランダの防水シートのDIYは慣れているから全て対応できる、というわけでもないのです。これからお話をする症状がある場合は、DIYではなくプロの業者に対応してもらう必要があります。そこでプロの業者に依頼すべきベランダの症状についても解説をしていきますので、ベランダの防水シートのDIYをお考えの方も、一度こちらをご確認ください。

築年数が20年以上経過しているベランダ

住宅と同様に、ベランダも時の経過と共に築年数を重ねていきます。そして、住宅と同じように劣化していきます。ベランダは外に対して剥き出しの構造のため、住宅よりも早く傷みがでやすく、また雨漏りなどに気付かず放置をしていると劣化や腐敗が進んでいることも珍しくありません。見た目はきれいに見えるベランダも、業者の点検を受けたら雨漏りによって内部木材の腐敗が進み、実は危険な状態だったなんてこともあります。そのため、築年数が20年以上経過しているベランダにおいては、防水シートのみではなく全体的な補修が必要になることも検討してプロの業者に点検をしてもらうようにしましょう。そのなかで問題がなければ防水シートのDIYをすることもできますし、そのまま業者に張替えをお願いしてもいいかもしれませんね。

深いひび割れ

ベランダの床面に深いひび割れがある場合、最悪のケースでは防水層にひび割れが到達してすでに雨漏りを引き起こしている可能性があるため、無視はできない症状のひとつです。ベランダのひび割れは劣化症状のひとつで、早い段階で適切に対応できていれば、トップコートのやり直しだけで済むことも多いです。しかしベランダのひび割れを放置していると、雨漏りに気付かなかったり、防水層を傷める原因となります。ひび割れは見た目だけでは防水層に到達しているか判断することは難しいため、ひび割れを発見したらまずはプロの業者に連絡することが大切です。

コケや藻の発生

ひび割れの他に注意したいベランダの症状としては、コケや藻の発生です。ベランダの床面にコケや藻が発生する原因としては、排水のための床の勾配が十分に取れていないことによる排水不良、床面の劣化、雨樋や排水溝のトラブルなどが考えられます。特に最初の排水のための床の勾配が取れていない状態はそのままにしておくと、どんどんベランダの床が傷んでしまうため、早急な対処が必要となります。多くの場合、床の勾配が取れていない原因は施工不良によるものですので、新築中古問わずどの住宅でも発生する可能性はゼロではありません。普段からベランダの床を確認して、適切な排水がされているかチェックしておきましょう。その他にも、床面の劣化や、雨樋や排水溝のトラブルは一度業者に見てもらい、必要に応じて点検や修理をしてもらうことが大切です。コケや藻は一見大きな問題ではないようにも思えますが、自己判断は危険ですので、一度プロの業者に相談してみてください。

防水シートの浮きや水の入り込み

ベランダの防水シートが、浮いてしまっていたり、内部に水や気泡が溜まっている場合はそのままDIYすることはできません。状態が酷い場合は、一度防水シートを取り除き、しっかりと内部を乾燥させなければいけません。また軽度の場合でも、脱気筒から水蒸気を逃して、内部に入り込んでしまった水気をしっかりと取り除く作業が必要になります。こうした作業をしないまま放置してしまうと、雨漏りやカビの原因となるため注意しなければいけません。また防水シートの内部に入り込んだ水気を取り除く作業は、専用の機械が必要になることもあるため、DIYでの対応は難しくプロの業者に対応をしてもらう必要があります。防水シートの浮きや水の入り込みによる気泡を発見した場合には、まずはプロの業者に相談しましょう。

ベランダの防水シートのDIYは、状況によってはDIYができない可能性がある、と知っていただくことができたかと思います。業者に依頼するよりも安く済ませることができるDIYですが、DIYはさまざまなリスクが伴います。DIYすることがいけないというわけではありませんが、やはり住宅の安全に関わる部分ですので、できれば業者に依頼するのが望ましい部分です。では、最初からプロの業者に依頼すると工事の面以外でどのようなメリットがあるのでしょうか。お金をかけて依頼するなら業者に依頼するメリットを知りたい、という方も多いかとお思いますので、最後にベランダの防水シート工事をプロの業者に依頼するメリットについてお話して終わります。

プロの業者は、ベランダの防水工事に詳しく、経験も豊富です。そのため、住宅の症状に応じて適切な判断を行い、またベランダの症状に合わせた適切な工事を行うことができます。ベランダと言っても、防水工事の工法はさまざまですので、経験豊富な業者に任せることで工事による失敗を防いで、ベランダの寿命を長持ちさせることができます。

ベランダのDIYで発生する可能性が高いのが、施工不良による雨漏りや排水不良です。ベランダの防水工事は単純そうに見えて、しっかりとした知識がない人がやってしまうことで、住宅にまで及ぶ雨漏りに発展する可能性があります。そのためベランダの防水工事は、慎重に行う必要があるのです。プロの業者に頼むことで、施工不良による二次被害を防ぐことができるため、安心して工事を任せることができます。

プロの業者による適切な工事を実施することで、ベランダの寿命を維持することができるようになります。DIYでベランダのメンテナンスをしてしまうことで、かえってベランダが傷む原因になってしまったり、雨漏りが起きるリスクを考えると、やはりプロの業者に対応してもらった方が安心だと言えます。またきちんとメンテナンスされたベランダは、寿命を維持することができるため、長期的な目線で見ても業者に対応してもらった方が修理費用が安く済むことが多いです。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。