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瓦屋根の修理は自分で行ってもいい? プロの業者に依頼した方がいいタイミングは?

お役立ちコラム

更新日:2023/07/05

梅雨や台風の影響により、日本各地では雨漏り被害が増加しています。しかし梅雨と言っても24時間降り続けているわけではないため、雨が止んだタイミングで修理をしてしまいたいと考えている方も多いかと思います。特に瓦屋根は一枚ずつの瓦で構成されている屋根のため、部分的な修理を行いやすいというメリットもあり、自分で修理に挑戦したいと実践する方が多い屋根タイプです。瓦屋根は古くから使用されてきた屋根ではあるものの、外観をお洒落に魅せてくれる屋根として若い施主から人気であることも多いため、今でも瓦屋根は需要があります。そんな瓦屋根が雨漏りしてしまった場合について焦点を当て、瓦屋根の修理は自分で行ってもいいのか、業者に依頼するタイミングはいつなのかについて詳しく解説をしていきます。

瓦屋根修理は応急処置のとどめるのがベスト

瓦屋根を修理するにあたり、自分で行いたいと考えている方も多いかともいます。しかし、先に結論からお伝えすると、瓦屋根の修理はどんな軽微な作業であってもDIYで対処するのはおすすめできません。なぜなら、瓦屋根は皆さんが想像する以上に脆く、作業に慣れない人が登ると瓦がずれて転落の危険性が非常に高いからです。また、DIYによる修理には、雨漏りが悪化してしまうきっかけとなったり、一時的に目に見える範囲で修理ができたとしても、根本的な改善ができないまま雨漏りが気付かない部分で進行してしまうリスクがあります。そのため、基本的には応急処置・修理は専門業者に任せ、皆さんは屋内の被害を拡げないための屋根に登らずにできる応急処置に留めておくのが良いでしょう。では具体的にどのような応急処置を行うのがいいのか、あまりおすすめできないブルーシートによる応急処置も含めて、一緒に見ていきましょう。

家具家電の避難

雨漏りに気付いたら、まずは生活に関わるものを優先的に避難させていきましょう。雨漏りに気付くタイミングは雨が降っている時かと思いますが、雨が降っている場合はプロの業者であっても屋根に登ることは危険です。そのため、雨漏りしていても外からのアプローチはまず難しいですので、室内の物に被害が拡大しないよう対処する必要があります。特に家電は、雨漏りによる漏電でショートしてしまうこともありますので、優先的に避難させ感電などにも十分注意をして過ごすようにしましょう。

バケツで雨水を受け止める

雨漏りがポタポタと天井から落ちてくるような状態であれば、バケツで雨水を受け止めるのも効率的な応急処置です。広告やイメージ画像などではバケツで雨水を受け止める描写がよく採用されているため、比較的状況をイメージしやすいのではないかと思います。しかし雨漏りは必ずしも一箇所から、目に見える場所で起きているとは限りません。ポタポタと雨水が落ちてくるような雨漏りに気付いたら、その場所だけではなく収納や押し入れの天井、隅などをしっかりと確認し、他に雨漏りが発生していないかよく確認しましょう。床に落ちた雨水を放置するとカビや水垢汚れの原因にもなるため、バケツを置いた後に床を掃除しておくと安心ですよ。

ブルーシートで屋根を覆う

屋根にブルーシートを敷くという方法も、よくある応急処置のひとつです。しかし屋根に登らなければならないという点で、安全面のリスクが大きい応急処置の方法でもあります。そのため声を大にしてオススメができない方法ですが、どうしても行わなければいけない場合には、晴れている日にしっかりと安全対策を講じた上で実施するようにしましょう。ブルーシートを使って屋根を覆う場合は、土嚢袋やガムテープを利用してブルーシートを飛ばないようにする必要があるため、屋根に運ぶ際には十分に注意しましょう。より詳しい内容や方法については以下の記事で解説しておりますので、実践したいという方は合わせて参考にしてくださいね。

◎合わせて読みたい記事!
急な雨漏りの応急処置は、ブルーシートで! 雨漏りを防ぐためにできることは?
https://www.elife-home.net/column/amamori-5.html

瓦屋根の修理でプロの業者に依頼した方がいいタイミングは?

瓦屋根の雨漏りに気付き、応急処置を終えたら、今度はプロの業者に修理依頼する必要があります。しかし雨がやむと雨漏りも同時に収まるため、ついつい先延ばしにしてしまったり、どの程度で業者を呼ぶべきか悩んでしまうという方も多いかと思います。そのため、ここでは瓦屋根の雨漏りの応急処置を終えた後に、プロの業者を呼ぶべきタイミングについて解説をしていきます。

雨漏りに気が付いたタイミング

基本的には、雨漏りに気付いたらすぐその場でプロの業者に連絡をするようにしましょう。梅雨や台風による雨漏りであれば、同様な雨漏りが多く発生している可能性もあり、プロの業者がすぐに駆けつけられないなんてことも珍しくありません。そのためなるべく早く修理をしてもらうために、気付いたらすぐにプロの業者に連絡をし、現場確認の日程まで確保してしまうことをオススメします。

応急処置を終えたタイミング

雨漏りが二次被害につながりそうな場合は、まずは応急処置を先に行い、その後でプロの業者に連絡をするようにしましょう。しかし賃貸にお住いの方では、勝手に業者に依頼しないよう管理側から伝えられていることもあるかと思います。その場合は、室内側でできる応急処置を行った後に、まずは先に賃貸の管理側に連絡をしましょう。その後で入居者が手配してもいいとなった場合は、自分でプロの業者に連絡をするといった段階を踏むようにしましょう。

瓦屋根からの雨漏りを防ぐための方法とは?

丈夫な屋根としても知られている瓦屋根ですが、雨漏りをしてしまう時ももちろんあります。また、瓦屋根を扱える業者も多くはなく、修理業者に依頼したのに雨漏りを何回も繰り返してしまうなんてこともよくあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、事前に雨漏りを防ぎたいものですよね。そこで最後に、瓦屋根の雨漏りを防ぐ方法についてお話して終わります。

定期的なメンテナンスを行う

瓦屋根にも対応している業者を調べた上で、定期的なメンテナンスをお願いするようにしましょう。特に瓦屋根は、屋根の中でも一番寿命が長く、耐用年数も50年~60年と言われています。そのため丈夫だから手間がかからない屋根だと思われがちですが、他の屋根と同様に瓦屋根も定期的なメンテナンスは必要になります。瓦屋根は耐用年数こそ長いものの、陶器であるため地震で破損したり、台風時の飛来物で破損するケースも珍しくありません。丈夫な屋根だからと放置するのではなく、推奨されているメンテナンス期間にメンテナンスを受けるように是非心がけるようにしてみてくださいね。また、雨漏り修理を経験している屋根でも、修理したからと放置するのではなく業者が推奨するメンテナンス期間で必ずメンテナンスを受け、雨漏り被害が他に発生していないか確認することが大切です。

台風や自然災害後は屋根の確認を行う

先ほどもお伝えしたように、瓦屋根は陶器であるため外部の衝撃により破損してしまうことがあります。そのため、台風や大きな自然災害が発生した際には、雨漏りが発生していなくても屋根に異常がないかを確認するようにしましょう。しかし屋根に登るのは高所になるため危険が伴います。慣れていない方や不安があるという方は、瓦屋根にも対応している業者に点検の依頼をするようにしましょう。そうすることで、万が一瓦の破損や雨漏りにつながりそうな場所が発見された場合には、被害が大きくなる前に先回りして対処することができます。

◎合わせて読みたい記事!
雨漏り修理はどのくらいの日数がかかる? 一般的な修理の流れとは?
https://www.elife-home.net/column/amamori-4.html

葺き替えを検討・実施する

丈夫な屋根であっても、耐用年数を過ぎると劣化などにより機能が弱まっていたり、適切なメンテナンスを行ったうえでも何回も雨漏りを繰り返してしまうことがあります。繰り返す雨漏りは建物にもダメージを与えてしまうため、耐用年数を過ぎている屋根や雨漏りを繰り返す屋根は、葺き替えを検討するいいタイミングです。葺き替えを行うことで新品同様の屋根になり、建物の寿命を保ってくれるメリットもあります。ただし葺き替え工事は100万円以上、材料や施工面積によっては300万円を超える大きな工事となりますので、検討・実施にあたっては資金計画からしっかりと行うようにしましょう。

◎合わせて読みたい記事!
雨漏り修理の費用相場はどのくらい? 工事別修理費と応急処置の方法
https://www.elife-home.net/column/amamori-2.html

まとめ

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