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外壁のメンテナンスを済ませて台風シーズンを乗り切ろう!

お役立ちコラム

更新日:2023/07/13

9月に入り、いよいよ本格的な台風シーズンとなりましたね。みなさん台風対策はもうお済でしょうか? 地域によっては台風が何回も通過する、いつも暴風豪雨地域に入ってしまうなんてところもあるかと思います。台風通過後には「屋根が飛ばされてしまった」「雨漏りをするようになってしまった」「外壁が破損した」という相談内容の電話が後を絶ちません。対策をしても防げない被害がある一方で、しっかりと事前に対策をしておけば防げる被害があるのも現実です。特に外壁に関してはメンテナンスを行っておけば台風による被害を最小限に抑えることができる部分でもあります。今回はそんな台風による外壁への被害の内容と、被害を防ぐためのメンテナンスについて解説をしていきます。

台風による外壁への被害とは?

台風の通過後の映像などを見ると屋根が吹き飛ばされてしまった住宅などが目に留まりやすいため、屋根に台風によってどんな被害が及ぶかイメージはつきやすいものです。一方で台風によって外壁にどんな被害がでるかを想像しにくい方は多いかと思います。実際に屋根は対策したけれど外壁は考えていなかったという方もいらっしゃいます。台風に備えるためにはまずはどんな被害があるのかを知っておくのも大切です。ここでは台風による外壁の被害について解説していきます。

飛来物による外壁の破損

事前のメンテナンスで防ぐことが難しいもので一番多いのが飛来物による破損です。最大風速が17m/s以上のものを台風と定義しますが、20m/sほどに達すると転倒する人がいるくらいの強い風になります。強い台風になると木造住宅を倒壊させてしまうものまであり、命の危険を感じるほどの強い風が吹きます。その時々によって台風の強さは様々ですが小さな台風でも木や石、他の住宅の屋根材などの飛来物による破損は十分に起こり得ます。

外壁部材の落下

台風の突風などにより外壁が衝撃を受け、外壁の一部が落下してしまうことがあります。新築の住宅にも起こる可能性はありますが、経年劣化して外壁が弱っている住宅の方がこういった被害は起きやすい傾向にあります。雨漏り被害や経年劣化によって外壁部材がふくれてしまっていたり、クラックと呼ばれるひび割れを放置している住宅は通常の住宅よりも衝撃を受けやすく、外壁性能が落ちていることにより更に被害を受けやすいため注意が必要です。

外壁からの雨漏り

外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、どんなに性能のいい外壁材を使用していたとしても必ず月日と共に劣化していきます。外壁の劣化にともない外壁にチョーキングやクラック、カビやコケなどの経年劣化の症状が出てしまっている場合、外壁の性能が落ちてしまっていることにより雨漏り被害を受けることがあります。雨漏りは住んでいる人に自覚症状がなくても見えない場所で進行してしまっていることもあり、放置すると建物の倒壊を招く恐れもある恐ろしい被害です。台風の際は雨の勢いも強く暴風をともなう場合が多く、今まで気付かなかった被害が浮き彫りなることもあります。

台風による外壁の被害を最小限にするためには?

防げないものもあるとお話をしましたが、外壁の劣化状況を放置せず適切なタイミングで対処することで、万が一被害が発生してしまった際も被害を最小限に抑えることは可能です。では実際に、外壁の劣化状況とはどんなもので、万が一見つけた場合はどのように対処すればいいのでしょうか。台風による外壁の被害を最小限にするための方法を、一緒に確認してきましょう。

外壁の劣化状況を確認する

外壁の正確な状態はプロの業者に判断してもらう必要はあるものの、プロの業者ではなくても、外壁をよく観察したり触れることで外壁の劣化状況を把握することは可能です。自分で確認できる外壁の劣化症状は、「ひび割れ(クラック)」「チョーキング」「雨だれ跡」「汚れ(サビ・コケ・カビ)」の4種類があります。ひび割れは、名前の通り外壁にひび割れの症状が発生することです。チョーキングは、外壁の表面に触れることでチョークのような白い粉が手につく症状です。雨だれ跡は、雨水が流れた後に残る外壁汚れで、外壁の色によって白やくろっぽく見えることがあります。汚れは、パッと見ただけではサビなのかコケなのかなど判断が難しい場合もありますが、汚れていることは認識できるため外壁の汚れについても自分で確認をすることができます。いずれにしても外壁の劣化症状により発生しているトラブルですので、外出時などに外壁の状態を確認しておくことは劣化症状を早期段階で発見するためにも大切なことです。

◎合わせて読みたい記事!
外壁の劣化を放置するとどうなる? 劣化のサインは自分で分かる?
https://www.elife-home.net/column/rekka.html

台風前に済ませておきたいメンテナンス内容は?

実際にメンテナンスを行うにしても、何をやればいいの? と思われる方も多いかと思います。外壁のメンテナンスはさまざまな種類があり、何を目的として何をするかでメンテナンス予算も変わってきます。今回は台風に備えたメンテナンスという点で検討していただいた方がいい工事内容について解説をしていきます。基本的には「台風に備えてメンテナンスを行いたい」と伝えれば業者はそれに合った見積もりを出してくれますが、自分でも知っておいた方が見積もりを精査する上ではとても役立ちます。

外壁塗装

外壁塗装と聞くと「見栄えをよくするために行うもの」「外観のイメージを変えるために行うもの」と思われる方が多いのですが、実は外壁塗装には外観美を演出する以外にもきちんとした役割があります。外壁塗装は外壁の性能を守る働きがあり、主に雨風や紫外線などによる外壁の劣化を遅らせる目的があります。そのため外観の美しさ以外に外壁を守る役割があるのです。当然ながら塗装部分も劣化をしていきますので、塗装部分の劣化のみであればメンテナンスによって上から新しい塗装を行うことで外壁の性能を向上させ雨漏り被害を防ぐことができます。

コーキング剤での目地補填

外壁は近くで見ると外壁と外壁のつなぎ目である目地があることが確認できるかと思います。外観美的にはこの目地がない方がいいのになと思ったことがある方もいらっしゃると思います。しかし外壁の目地にはきちんとした役割があります。目地は外壁を車や地震などの振動や、温度や湿度の変化による膨張と収縮によるひび割れの発生を防ぐ目的であえて使われているのです。一方でこの目地はゴム状のため劣化しやすく定期的にコーキング剤で補填する必要があります。目地の部分は意外と見落とされがちですが劣化した部分を放置してしまうと、劣化した部分から雨水が侵入してしまったり、外壁へのクッション材の役割が失われクラックの発生に繋がる恐れがあるため注意が必要です。

クラックの修理

外壁のクラックは軽度の物であれば今すぐ急いで修理する必要はないものの、外壁の劣化サインのひとつですので注意が必要です。クラックが深ければ深いほど雨漏りのリスクは高まり、また害虫が室内側に入り込んでしまう可能性もあるため放置するのは大変危険です。クラックが構造部分に入っていることもあり、様子見で問題ないクラックなのか自己判断が難しい場合は業者に確認しにきてもらうのも一つの手です。外壁のクラックについては以下の記事で詳しく解説をしておりますので、もっと詳しく知りたいという方は是非下記リンクよりご覧ください。

◎合わせて読みたい記事!
外壁にクラックが発生する原因とは? 見つけた場合どうすればいい?
https://www.elife-home.net/column/crack-2/.html

外壁のメンテナンスはどんな業者に依頼すればいい?

いざ点検・メンテナンスを依頼すると決めても、「どんな業者に依頼すればいいのか」悩んでしまいますよね。特に初めて業者に依頼する場合、何を基準に業者を選べばいいのか分からないという方も多いかと思います。また一部業者の中には詐欺を行う悪徳業者も潜んでいるため、インターネットに広告を認められている業者だから必ずしも安全とは限りません。最後に、外壁の業者選びで失敗しないために注意して見ていただきたい優良業者を見極めるポイントについて解説していきます。是非参考にしてみてくださいね。

見積もりに透明性がある業者

まずはどのような業者に依頼したとしても、必ず見ていただきたいのが見積もりです。見積もりを見ることで、工事の金額を知るだけではなく、工事に必要な材料や工事名、費用を知ることができます。住宅密集地や敷地延長地などは手運搬で材料を運ぶ必要などもあり、地形に応じた追加金額が発生する場合も、見積もりが詳細に記されていると「なぜ追加で費用がかかるのか」を知ることができます。こうした見積もりは透明性のある見積もりとされ、後々何らかのトラブルに発展したとしても、業者と依頼者間での確認資料としても使うことができます。一方で工事一式などとして簡単にまとめられた見積もりでは、一見分かりやすいようですが工事内容や単価が不透明です。不透明な見積もりは追加費用が発生した際に、相場よりも上乗せされてしまう、高額な費用を請求されるなどのトラブルにもつながりやすいため注意が必要です。

◎合わせて読みたい記事
外壁塗装の適正価格を知りたい!見積もりはなにを基準に判断すべき?
https://www.elife-home.net/column/gaiheki-3.html

保有資格を持っている業者

外壁塗装を行う上で、資格を保有していることは絶対条件ではありません。また職人さんにも腕が良い悪い、経験が深い浅いなど人それぞれですが、資格がないからといって必ずしも腕が悪い、経験が浅いというわけではありません。資格がなくても顧客が多く信頼があるなどの理由で、資格をあえて保有していない職人さんも多いです。しかし「職人さんの質にもこだわりたいけど初めての依頼でよく分からない」という方は、職人や業者が外壁塗装に関する資格を保有しているか事前に確認しておくのもオススメです。資格は絶対ではないものの、資格は一定の技術・知識を保有している人に認められるものであるため職人さんの質が分からないという方には、保有資格を判断材料のひとつとして見ておきましょう。

◎合わせて読みたい記事
外壁塗装に資格は必要? 依頼する前に一度確認を!
https://www.elife-home.net/column/sikaku-2.html

ホームページを公開している業者

依頼する前に業者のホームページを確認するのもオススメです。業者のホームページには、業者の所在地や電話番号といった情報の他にも、業者が行っているサービスや今までの施工事例などといった情報も掲載されていることが多いです。そのため外壁塗装に関する資格の有無や、業者の雰囲気なども事前に知ることができます。もちろんホームページだけで判断してしまうのは危険ですが、実際に施工事例などを見てイメージしたり、料金価格を見ておくことで実際の見積もり時にもイメージしやすくなり、業者とのやり取りもスムーズに進めることができます。その他に、業者の口コミなどを確認しておくこともオススメです。口コミは個人により評価基準が異なるため、評価にもブレがでやすいデメリットがある一方で、実際に依頼した人の生の声を聞くことは明らかな悪徳業者を避ける手段としても有効です。

◎合わせて読みたい記事!
外壁塗装業者の評判を調べて、優良業者を見つけるコツ!
https://www.elife-home.net/column/gyosya.html

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。